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【産休・育休に関する調査報告書】300人の産休・育休取得者に聞いた、これからの復職支援に必要なこと

以前のコラムでは、2021年にインテック社内で実施した「女性のキャリアと仕事と生活の両立支援に対する女性従業員と管理職双方の意識調査」の結果について一部を抜粋し、お伝えしました。
今回は、インテック社内にとどまらず、全国の男女300人の産休・育休取得者(取得予定者)にキャリアへの考え方、休職期間中や復職に向けたお悩み、仕事と家庭の両立にあたり会社に望む支援策などについて、インターネット調査を行い、「【産休・育休に関する調査報告書】300人の産休・育休取得者に聞いた、これからの復職支援に必要なこと」と題し、調査データとしてまとめました。 本調査結果を公表することで、各企業における復職支援の取り組み、さらには、世の中のダイバーシティ&インクルージョンの推進にお役立ていただきたいと考えております。 

本コラムでは、この調査結果を読み解きながら、産休・育休取得者は、産休・育休取得時や復職時にどのような不安や悩みを抱えているのか、また、会社からどのような支援・サポートを求めているのかを一部抜粋する形でお伝えします。完全版の報告書は以下のボタンからダウンロードいただけますので、経営層の皆様、人事部や働き方改革推進ご担当の皆様、ぜひご覧くださいませ。また、今後ぜひ情報交換などさせていただきたく、資料ダウンロードフォームにて、皆様がお抱えの課題などもお聞かせいただけますと幸いです。

調査概要

■調査目的

株式会社インテックでは、産休・育休・復職支援のためのコミュニケーションポータルを企画しています。本調査では、全国の男女300人の産休・育休取得者(取得予定者)にキャリアへの考え方、休職期間中や復職に向けたお悩み、仕事と家庭の両立にあたり会社に望む支援策などをお聞きし、調査データとしてまとめました。本調査結果を公表することで、各企業における復職支援の取り組み、さらには、世の中のダイバーシティ&インクルージョンの推進にお役立ていただくことを目的としています。

■調査仮説

産休・育休取得時や復職時に不安や悩みを抱えている人が多くおり、その思いや状況を把握することで、より良い復職支援やその後のキャリア形成におけるサポートができるのではないか。

  1. 産休・育休取得中の人は疎外感を感じているのではないか。
  2. 復職する際には、実際の社内の雰囲気やコミュニティの変動が知りたいのではないか。

■調査対象

全国20歳~59歳男女 300人
下記対象者条件による均等割付

①過去産休・育休取得経験なし、現在のお勤め先で、1年以内に産休・育休を取得予定【取得予定】100人

②現在産休・育休取得中【取得中】100人

③直近3年以内に産休・育休を取得し、現在産休・育休中ではない、過去に産休・育休後に復職したことがある【取得後復職経験あり】100人


■調査期間

2022年2月

■調査項目

下記の通り

回答者属性

回答者の性別・年代・居住地域は下記の通りです。

調査結果詳細(抜粋版)

ここからは、調査結果のうち一部を抜粋してお伝えします。

産休・育休の取得前に不安に感じたこと

産休・育休の取得前に不安に思うことについて最も高いのは、「復職後の仕事と育児の両立について」(55.3%)となりました。次いで「育児について」(41.0%)、「出産について」(36.0%)、「産休・育休中の手続きについて」(32.3%)と続きます。

産休・育休中のイントラネットアクセス状況

回答者のうち、半数近い47.0% が「アクセスできなかった・イントラネットがなかった」と回答しました。性別でみると、男性は「産休・育休前と同様にアクセスできた」の割合が全体よりも高くなっています。

会社に関して欲しい情報

会社に関して欲しい情報について最も高いのは、「産休・育休に必要な手続きのノウハウ」(35.0%)となっており、次いで「復職に必要な手続きのノウハウ」(34.7%)、「所属部門の動き」(29.3%)、「人事情報」(27.3%)と続きます。
性別でみると、男性は「所属部門の動き」に関する情報を求める回答が最も多い結果となりました。

産休・育休中に会社とのコミュニケーションで困ること(抜粋)

産休・育休中の会社とのコミュニケーションにおいて困ることを自由記述いただいたところ、会社に関する情報が知りたいものの入手できず、申し訳無さなどから自分から連絡することを遠慮してしまう方が多いことがわかりました。また、そもそも連絡窓口がわからず、いつどんな手続をしたら良いかわからないという声もありました。

取得予定の方の声

  • 休暇中は窓口が部長になるのが本当に嫌だ。連絡しづらい(29歳・女性)
  • 会社の動きがわからなくなること(33歳・女性)
  • 同僚は忙しいと思われるので気軽に聞けなさそう(33歳・女性)

取得中の方の声

  • 自分から聞いたりしないと情報が降りてこないこともあり、知らないことでやり逃してしまったらどうしようという不安があった(36歳・女性)
  • 申し訳なくて連絡しづらい(25歳・女性)
  • 産休・育休関連の書類の書き方等会社のイントラネットに必要な情報が載ってなかった(35歳・女性)
  • 何を連絡したら良いのかいつ連絡したらベストなのかわからない(29歳・女性)
  • 手続きの方とはやりとりをその都度するが、直属の上司は放ったらかし(40歳・女性)
  • 育休中の給料に関する手続きなど事務的相談の窓口(32歳・女性)
  • 会社や保育園に提出する書類などを郵送する時に、いちいち切手を貼ったり宛名や差出人を印刷したり煩わしい(33歳・女性)

取得後復職経験ありの方の声

  • いつごろどんな手続きをしたらよいかわからず、連絡もなかったため忘れられているかと思い不安だった(33歳・女性)
  • 会社に電話するのが緊張した(31歳・女性)
  • 相手が忙しいと思って、遠慮してしまった(26歳・女性)

産休・育休中に会社から疎外感を感じるか

回答者のうち、過半数を超える54.0%が、産休・育休中に会社から疎外感を感じることが「あると思う(あった)」と回答しました。取得前、取得中、取得後復職経験ありの回答を比べたところ、取得後復職経験ありの方は「ないと思う(なかった)」と回答する率が高くなりました。

産休・育休中に会社から疎外感を感じる理由/感じない理由(抜粋)

産休・育休中に会社からの疎外感を感じることは【あると思う(あった)】と回答した方に、疎外感を感じる理由や感じるタイミングについて伺ったところ、下記のような回答をいただきました。やはり会社の動向や情報を得られないことが疎外感に繋がると言えそうです。

取得予定の方の声

  • リリース時期や繁忙時期など思い返した際に疎外感を感じそう(33歳・女性)
  • 育休中は迷惑をかけてしまうので、そのせいで自分の居場所がなさそう(53歳・男性)

取得中の方の声

  • 自分の知らないことが増えたから。 情報が何も回ってこない (25歳・女性)
  • 共通の話題が少なく世間話が途切れがちになった(40歳・男性)

取得後復職経験ありの方の声

  • 会社の動向が分からず、復帰後の自分の立ち位置も分からないので不安だった(40歳・女性)
  • 職場で初めての取得だったので、どんな感じになるのかが分かりにくかった。また、休んでいる事で同僚に負担がかかるので迷惑をかけている感じが強く自分にのしかかっていた(退職しているわけではないので人員を増やすわけにはいかないから)(42歳・女性)

一方、産休・育休中に会社からの疎外感を感じることは【ないと思う(なかった)】と回答した方に、疎外感を感じない理由について伺ったところ、下記のような回答をいただきました。こまめな連絡だけではなく、産休・育休取得者側から情報にアクセスできることが、疎外感を感じない理由のひとつとなりそうです。

取得予定の方の声

  • それどころではなさそう(37歳・女性)
  • 周りが育休をとってる環境だから(38歳・男性)

取得中の方の声

  • 割と同期とラインをしたり、社内メールにログインしたりできるから(33歳・女性)
  • 定期的に連絡をくれたりして情報を共有してくれていたから(32歳・女性)

取得後復職経験ありの方の声

  • 会社情報をもらえてたから(52歳・男性)
  • 頻繁にオンラインで連絡を取りあっていたから(48歳・女性)

会社からの復職やキャリア形成の支援状況

全体の回答者のうち約半数である53.7%は「会社からの復職やキャリア形成の支援がない・わからない」と回答したことから、まだ復職支援やキャリア形成支援が整っていない企業も多いことが伺えます。現状ある支援の中で最も多いのは、「復職前面談」(23.0%) 、次いで「ならし出社」(21.3%)、「復職前セミナー」(19.0%)、「座談会」(6.7%)と続きました。

会社に求める復職やキャリア形成の支援(抜粋)

産休・育休中に会社から復職やキャリア形成に対するどのような支援があれば嬉しいかを伺ったところ、下記のような回答をいただきました。ここでも、会社の動向について定期的に伝えられる環境や働き方について相談できる場を求める声は多く挙がりました。

取得予定の方の声

  • 上司から復職後の働き方について聞いてほしい(28歳・女性)
  • 社内の状況を知らせる支援がほしい(33歳・女性)

取得中の方の声

  • 申請や手続きの詳しい流れや照会先の開示、育児休業給付金の申請タイミングなど教えて欲しかった(36歳・女性)
  • 話をして、今後の働きをどうしていくかなどゆるい場があると嬉しい(34歳・女性)

取得後復職経験ありの方の声

  • eラーニングの仕組みや、オンラインでの資格セミナー(44歳・女性)
  • 他の先輩ママがどんな働き方をしているのか、急に休むことになった場合の連携をどうしていくのか、もっと教えて欲しかった(31歳・女性)

まとめ

今回、全国の男女300人の産休・育休取得者(取得予定者)にキャリアへの考え方や休職期間中や復職に向けたお悩みについて伺い、改めて、社内の動きがわからないことが疎外感や復職への不安感を生む一因となっていることを実感しました。疎外感を感じさせないためにはこまめなコミュニケーション取ることが大事との結果が出ましたが、一方で、産休・育休取得者は「申し訳無さ」を感じているケースも多く、なるべくこのようなことを感じさせずに済むよう「ゆるいコミュニケーション」や「オンラインの活用」が求められているようです。

インテックでのこれからの取り組み

インテックでは、これからの復職支援に必要なことのひとつとして、自社での実践を基に産休・育休からの復職を支援する専用ポータルサイトのソリューション企画を進めています。現在、インテック社内で実証実験を進め、産休、育休を経験したことのある社員とその上司、人事担当を被験者とし、スマホやPCから産休・育休に付随する各種申請手続き、コンテンツの確認、復職に向けた準備や面談などを行っております。
次回Bizコラムでは、社内実証実験の結果について、ご紹介します。

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経営層の皆様、人事部や働き方改革推進ご担当の皆様必見の産休・育休に関する調査報告書

全国の男女300人の産休・育休取得者(取得予定者)にキャリアへの考え方、休職期間中や復職に向けたお悩み、仕事と家庭の両立にあたり会社に望む支援策などについて、インターネット調査を行い、その結果を「【産休・育休に関する調査報告書】300人の産休・育休取得者に聞いた、これからの復職支援に必要なこと」と題し、調査データとしてまとめました。復職支援の取り組みのご参考のひとつとして頂けますと幸いです。


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