インテック、国内初の広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」提供開始-国内3地域のデータセンターを接続した分散型仮想クラウドサービス稼働開始

2012年06月12日

報道関係各位

株式会社インテック

ITホールディングスグループの株式会社インテック(本社:富山市、代表取締役社長 金岡 克己、以下 インテック)は、実用サービスとしては国内初となる企業向け高可用型広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE(Extended INfrastructure Service - Wide Area Virtual cloud Environment)」(アインスウェーブ)の提供を開始しました。

「EINS WAVE」は、首都圏、北陸、関西の3地域にあるデータセンターを接続し、各拠点にクラウド基盤やデータバックアップサービスを構築した全国規模の「IaaS(Infrastructure as a Service)」と、電子証明書発行やID統合認証、モバイルデバイス管理などを提供する「PaaS(Platform as a Service)」、さらにこれら多拠点のクラウドサービスの運用管理を完全二重化した独自開発の運用イノベーションシステム (通称:はやぶさ)を統合的に提供します。
「EINS WAVE」は3地域のデータセンターで稼働するクラウドサービスを、二重化した運用管理体制のもと、全国規模の1つの仮想クラウドサービスとして提供する国内初のサービスとなります。

「EINS WAVE」によりお客さまは、

  • システムの分散配置による高可用型プライベート・クラウド
  • 遠隔バックアップ・リカバリによるDR(災害対策)環境
  • 社外からの安全なアクセスを実現するモバイル専用クラウド
  • 複数のクラウドを統合したハイブリッド・クラウド

など利用目的に合わせて地域や機能を選択し、高機能で安全なクラウド環境を利用することが可能になります。
さらに、インテックは「EINS WAVE」と、これまでのSIで培ってきたクラウド構築技術を用いて、お客さまのプライベート・クラウドと「EINS WAVE」の各サービス、外部のSaaS、パブリッククラウド等を組み合わせてお客さま独自のクラウドを構築する「クラウド統合サービス」(Hybrid as a Service)も提供していきます。
なお、「EINS WAVE」の広域仮想データセンターの1拠点である関西のデータセンターでは、関西電力グループの関電システムソリューションズ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:田村 和豊、以下関電システムソリューションズ)と協業します。

インテックは、「EINS WAVE」をクラウドの導入、利用拡大を計画中の企業ユーザへ提供を推進し、2年間で20億円の売り上げを目指します。

「EINS WAVE」に関連する発表および提供開始するサービスは以下のとおりです。

  • 1. 国内初の高可用型広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」開始
  • 2. 超高速VPLSデータセンター間ネットワーク開始
  • 3. データの遠隔バックアップ・リカバリを実現する「EINS/BRS」提供開始
  • 4. 全ての拠点の運用を完全に二重化した運用イノベーションシステム始動
  • 5. クラウド統合サービス (Hybrid as a Service)提供開始

1.国内初の高可用型広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」の開始

インテックは創業以来、首都圏、北陸、関西の各データセンターに技術者を配置し、お客さまのご利用形態に合わせた個別構築型の基盤サービスを提供してきました。クラウド時代の到来と共に、従来と同様の高い品質を維持しながらも、必要な機能・メニューを選択して使うというクラウド特有のサービスへの対応が求められています。インテックは基盤サービスのビジョンである「いつでもどこでも同じサービスを同じ品質で提供する」を実現する新しい提供型サービスとして、今回、広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」を開始します。
「EINS WAVE」は、高機能データセンター、IaaS、PaaS、運用イノベーションシステム、クラウド統合サービスの各機能を組み合わせて、お客さまのご利用目的に合ったクラウド環境をご提供します。

(1)高機能データセンター

「EINS WAVE」では、インテックが提供している首都圏、北陸、関西のデータセンターを活用します。さらに今回、関電システムソリューションズとデータセンターに関連する協業を開始することで、東京電力との合弁データセンター「アット東京」、北陸電力との合弁データセンター「パワー・アンド・IT」と合わせて、3地域すべてで高品質なデータセンターを提供いたします。

(2)IaaS

広域仮想クラウドを実現するIaaS機能として、従来より3地域で提供してきましたクラウドサーバ基盤「EINS/SPS」に加えて、レイヤー2、VPLSで構築した超高速商用データセンター間ネットワーク「VDC(Virtual Data Center)ネットワーク」を導入し広域仮想ネットワークを稼働しました。本日発表の「EINS/BRS」では、各拠点間でのデータのバックアップ・リカバリだけではなく、拠点間でのデータの共用、仮想化を実現します。サーバ、ネットワーク、データの仮想化が実現したことで、3地域のクラウドサービスを全国規模の1つの仮想クラウドサービスとしてご利用いただく事が可能になります。

(3)PaaS

インテックがこれまで提供してきた電子証明書発行サービス「EINS/PKI+」やID管理ソリューション製品「結人(ゆいと)/束人(そくと)」を中核としたID管理、認証、SSO(シングル・サインオン)が連携する「EINS統合認証サービス」や、スマートフォン、タブレット端末のデータ保護、消去、を実現する「EINSモバイル管理サービス」等のプラットフォーム機能を強化していきます。これによりクラウドサービスへのモバイル環境からの安全なアクセスや、社内システムのIDを利用した「EINS WAVE」内の各サービス、外部クラウドサービスへのシングルサインオンなどを実現することが可能になります。

(4)運用イノベーションシステム(通称:はやぶさ)

従来の首都圏に加えて北陸地区に全国のデータセンターを一元的に運用管理するオペレーションセンターとして、「EINS WAVE」バーチャル・サービス・マネージメントセンターを開設しました。ISO/IEC 20000-1のマネジメントシステムとITILⓇ V3ベースのプロセスの導入した運用管理体制の完全二重化し、「EINS WAVE」のノンストップな運用管理体制を実現しました。

(5)クラウド統合サービス(Hybrid as a Service)

クラウド統合サービスでは、お客さまシステムと「EINS WAVE」上のプライベート・クラウド、外部クラウドまで含めたシームレスで安全なハイブリッド・クラウド環境を実現するために必要な、調査、設計、構築の各サービスを提供します。

2.超高速VPLSデータセンター間ネットワークの提供開始

「VDCネットワーク」は、首都圏、関西、北陸にあるインテックのデータセンター間を超高速レイヤ2ネットワークで接続した広域仮想LAN網です。これによりシームレスなデータセンター間連携を実現し、全国規模の広域仮想クラウドサービスを提供することが可能になりました。「VDCネットワーク」では各地域間の経路を多重化し、お客さまに安定して可用性の高い仮想ネットワークをご提供いたします。

「VDCネットワーク」では、Brocade社のルータをデータセンター間ネットワークの基盤としては国内で初めて採用し、広域データセンター間で急増するトラフィックに耐える帯域の高速化と、VPLSによるフラットなレイヤ2ネットワークによる仮想化への対応を実現しました。また、今後さらなるお客さまの利便性の向上のために、イーサネット・ファブリックやオープンフロー等の最新技術の採用も検討していきます。

インテックが本日発表した「EINS WAVE」は、国内3地域のデータセンター間を当社のルータ製品で接続し、超高速VPLS網を構築した国内初の事例です。今回、インテックに、当社製品の「クラス最高の高性能と高密度設計」、「高度なVPLSネットワーク機能のサポート」そして「優れたコスト・パフォーマンス」が評価されたことを大変うれしく思います。今後も当社の最新技術・製品で、インテックの「EINS WAVE」の成功に貢献していきたいと考えております。

ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社

代表取締役社長 青葉 雅和氏

3.データの遠隔バックアップ・リカバリを実現する「EINS/BRS」

バックアップ・リカバリ・サービス「EINS/BRS」は、インテックの首都圏と北陸の高機能データセンターに設置したバックアップ専用ストレージにお客さまのデータをお預かりするサービス提供型のバックアップサービスです。インテックデータセンターをご利用のお客さまは、同一センター内のバックアップもしくは他のデータセンターへの遠隔バックアップのいずれもご利用になれます。また、インテックのデータセンターへ接続することでお客さまの自社内システムのバックアップをお預かりすることも可能です。
「EINS/BRS」ではIBM社のTivoli Storage Manager(以下TSM)をクラウドサービス事業者としては日本で初めて採用しました。TSMが持つ、高度なデータ重複排除機能や圧縮機能によりバックアップ時のデータ転送量が削減されるため、回線を使った遠隔地へのバックアップや、きめの細かい世代管理、ファイル単位、差分単位等お客さまの利用目的に適したバックアップ方法を設定することが可能になります。

インテック様が本日発表したバックアップ・リカバリ・サービス「EINS/BRS」には、IBMの最新のストレージ製品とTivoli Storage Manager V6.3(TSM V6.3)が採用されています。TSM V6.3は、新しいデータ複製機能を提供し、さらに重複削減エンジンの活用により効率的な災害復旧機能を提供します。発表以来多くのお客様でご採用が進んでいますが、クラウド事業者としては今回インテック様が日本で初めてTSM V6.3を利用したサービスを開始します。日本IBMはTSM V6.3の先進的な機能がインテック様のクラウド基盤におけるデータ保護の機能を大幅に向上させると考えています。日本IBMは今後もストレージ製品や、TSMの機能拡張とTivoliを中心としたSmarterCloudソリューションによりインテック様のクラウド基盤を支援していきます。

日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業

Tivoli事業部長 高瀬 正子氏

4.全ての拠点の運用を完全に二重化した運用イノベーションシステム始動

従来の首都圏データセンターに加え、北陸地区にも全国のデータセンターを一元的に運用管理するオペレーションセンターを開設し、2つのバーチャル・サービスマネジメントセンターによる運用管理体制の完全二重化を実現しました。
インテックは「いつでもどこでも同じサービスを同じ品質で提供する」という基盤サービスビジョンの実現に向け、2010年に従来の運用管理体制の標準化と最適化をめざした「はやぶさ」プロジェクトに着手しました。
当プロジェクトではISO/IEC 20000-1のマネジメントシステムとITILⓇ V3ベースのプロセスの導入を目指し、8つの領域(※)に対する運用イノベーションと、これを実現するための独自ツールの開発を行ってきました。
今回の「EINS WAVE」の開始にあたり、「はやぶさ」プロジェクトで作り上げた運用イノベーションシステムも始動し、お客さまのデータを安全かつノンストップで運用管理できる体制を整えました。

※8つの領域

  • イベント管理
  • 構成管理
  • キャパシティ管理
  • サービスレベル管理
  • オペレーション管理
  • サービスレベル管理
  • 要求/インシデント/問題/変更/リリース管理
  • ナレッジ管理

5クラウド統合サービス (Hybrid as a Service) 提供開始

お客さまの社内システムと「EINS WAVE」に構築されたプライベート・クラウドや外部クラウドサービスを統合し、安全にシームレスにご利用いただくために、クラウド統合サービス(Hybrid as a Service)を開始します。当サービスでは、お客さまが利用するクラウド環境の調査、統合のためのID管理等の準備、統合クラウドシステムの構築などを提供していきます。

参考資料

  • 「EINS WAVE」の利用例とサービス詳細
  • クラウド型バックアップサービス「EINS/BRS」提供開始

インテックについて

お客さまの経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。特に、データセンターは、東京、横浜、大阪、富山などのデータセンターを高速回線で接続した高信頼性サービスを提供しています。2014年1月11日に創立50年を迎えるインテックは、産業と社会システムの高次化に資するユビキタスICTカンパニーとして、グローバルな視野で、次なる50年へと新たな挑戦を続けてまいります。

ITホールディングスグループについて

ITホールディングスグループは、様々なお客様をITで支援するITエキスパート集団です。
進化し続ける企業グループとして、グループ各社の個性を活かし総合力で応えます。

参考資料① 「EINS WAVE」の利用例とサービス詳細

1.「EINS WAVE」の価値(「EINS WAVE」が実現するクラウドの新しい使い方)

「EINS WAVE」の各機能を組み合わせることで、お客さまは、さまざまな利用目的に合わせて最適なクラウド環境を構築、利用することが可能です。

利用例(1)システムの分散配置による高可用型プライベート・クラウド

「EINS WAVE」では、首都圏、北陸、関西の各地域のデータセンターで同じ仕様で提供するクラウドサーバ基盤と、各地域間を接続するVDCネットワーク、データのバックアップ・リカバリ・サービス「EINS/BRS」を組み合わせることで、3地域のクラウドをひとつの仮想クラウドとしてご利用いただく事が可能です。お客さまは自社の業務内容や拠点に応じたクラウドシステムの分散配置が可能なため、各地域で他の地域を補完するDR環境を整備した可用性の高いプライベート・クラウドを構築できます。

ご利用いただくサービス
EINS/SPS,EINS/BRS,VDCネットワーク

利用例(2)遠隔バックアップ・リカバリによるDR環境の実現

「EINS WAVE」の広域仮想クラウド内にお客さまシステムのデータのバックアップをお預かりするバックアップ・リカバリ・サービスを利用することで、システムのDR環境を構築できます。
バックアップ・リカバリ・サービス「EINS/BRS」では、「EINS WAVE」やインテックのデータセンターを利用中のシステムだけではなく、それ以外で運用されているお客さまのシステムも、「EINS WAVE」の最寄りの拠点に接続いただく事で利用可能です。例えば、首都圏や関西のお客さまは、最寄りの地域だけではなく北陸の「EINS WAVE」拠点を遠隔バックアップとして利用することができます。さらに、あらかじめリカバリ・システムを「EINS/SPS」で準備しておくことで、バックアップしたデータを基に災害時に短時間でバックアップ・システムを立ち上げることも可能になります。

ご利用いただくサービス
EINS/BRS, EINS/SPS, IIC

利用例(3)社外からの安全なアクセスを実現するモバイル専用クラウドの構築

「EINS WAVE」のPaaSでは、スマートフォン、タブレット、PCなどで社外からアクセスする際に必要な本人確認/メッセージ認証/通信経路の暗号化などを提供します。これにより、BYOD(Bring Your Own Device)などさまざまな社外クライアントからの利用を可能にします。
さらに、現在開発中のEINS統合認証サービスやEINSモバイル管理サービスを組み合わせることで、社内システムのIDを利用したシングルサインオンや、スマートフォンやタブレット端末の紛失時のデータ保護や消去など、プライベート・クラウドへの簡単で安全なリモートアクセスを実現します。
また、「EINS/SPS」と組み合わせることでお客さまのシステムから独立したモバイル専用クラウドの構築も可能です。

ご利用いただくサービス
EINS/PKI+, EINS統合認証サービス, EINSモバイル管理サービス, EINS/SPS

利用例(4)複数のクラウドを統合した「ハイブリッド・クラウド」の構築

「EINS WAVE」では、インテックのこれまでの経験をもとに、お客様に最適なクラウドを構築します。具体的には、EINS統合認証サービスでシングルサインオンやID管理機能を提供し、クラウド統合サービスで、お客さまの利用するクラウド環境の調査、統合のための準備、システム構築などをお手伝いいたします。
これらによりお客さまは、自社内のクラウドと「EINS WAVE」に構築されたプライベート・クラウド、さらに外部のクラウドを組み合わせたハイブリッド・クラウド環境を簡単に構築し運用することが可能になります。

ご利用いただくサービス
EINS統合認証サービス EINS/SPS, EINS/BRS, クラウド統合サービス

2.「EINS WAVE」の詳細

2.1 高機能データセンターサービス

インテックは、首都圏、北陸、関西に展開している堅牢で信頼性の高いデータセンター(①災害に強い建物、②万全の電源・空調設備、③高度なセキュリティ対策)の仮想化を実現し、ラックハウジングサービス、コロケーションサービス、マネージドサービスなど高レベルのITインフラ運用・業務運用・セキュリティ・高付加価値サービスを提供しています。

(1)アット東京

東京電力、テプコシステムズとインテックが出資して設立した世界最大級(総床面積14万㎡)の堅牢でセキュアなデータセンター

設立
2000年6月
特長
  • 変電所(2系統)および発電所、自家発電装置からの4系統受電
  • 6段階のセキュリティ・ゾーン
  • 中間免震構造
(2)パワー・アンド・IT

北陸電力、北電情報システムサービス、北陸通信ネットワークとインテックが共同で設立した北陸最大級の本格的データセンター

竣工
2011年5月
特長
  • 2系統受電、自家発電装置(48時間)
  • 6段階のセキュリティ・ゾーン
  • 基礎免震構造
(3)インテック万葉スクエア

富山県西部の高岡市に位置し、北陸地域および全国のお客さまにデータセンターサービスを提供するデータセンター。ニアショア開発の拠点としての機能も完備。

竣工
2010年7月
特長
  • 堅牢で信頼性の高いデータセンター
  • 環境に配慮したオフィスビル
大阪新データセンター(仮称)

関電システムソリューションズがインテックとの協業により提供開始する新データセンター。関西電力のシステム運用を45年以上に渡り実施してきた同社の大阪市内3拠点目となる都市型データセンター。

竣工
2011年12月
特長
  • 総床面積11,500㎡
  • 3回線スポットネットワーク受電、自家発電装置(N+1構成/48時間)
  • 6段階のセキュリティ・ゾーン
  • 基礎免震構造

2.2 IaaSサービス

(1)クラウドサーバ基盤「EINS/SPS」(EINS Shared Platform Service)
概要
堅牢なデータセンターと最新の仮想化技術により高品質・高信頼性・高可用性を実現するビジネスクラウド基盤サービス
特長
  • 首都圏、北陸、関西の高機能データセンターを超高速ネットワークで接続した仮想データセンターにより、分散配置やDRも見据えたビジネス基盤をクラウドで構築可能
  • 仮想化技術により柔軟なサーバリソースを提供する『V-Hosting』
  • インターネット接続、Firewall、負荷分散などビジネスクラウドに必要な豊富なオプションサービス
  • お客さまのプライベートネットワークとの専用線接続で、社内やグループ内向けクラウド基盤として利用可能
  • 24時間365日の有人による定常監視。運用代行サービスによる運用アウトソーシングも提供可能(オプション)
  • 新サービス「EINS/BRS」の利用例とサービス詳細と組み合わせることで、BCP用の遠隔DR環境を実現

価格(例):V-Hosting 18,000円/月より

(2)データ・バックアップ・リカバリ「EINS/BRS」(EINS Backup Recovery Service)
概要
首都圏と北陸の高機能データセンターに設置したバックアップ専用ストレージにお客さまのデータをお預かりするサービス提供型遠隔バックアップ・リカバリ・サービス
特長
  • 対象サーバに導入するバックアップ実行用ソフトウェア(Tivoli Storage Manager)と100GB単位で提供するストレージをセットにした月額課金型Storage as a Service
  • バックアップ先を首都圏および北陸のTierⅢレベル以上の高機能データセンターとする、災害対策用遠隔データバックアップ環境が容易に構築可能
  • 「EINS/SPS」や弊社データセンターに設置されたシステム以外でも、「EINS WAVE」拠点とお客さまのシステム間をネットワーク接続するだけで、バックアップ専用ストレージとして利用可能
  • Tivoli Storage Manager V6.3が持つ高度なデータ重複排除や圧縮機能等によりバックアップ時は差分のみ送受信するため、転送用の広帯域回線は不要
  • バックアップデータの世代管理/ファイル単位のリストアなどお客さまが任意で設定/実行可能
  • バックアップ設計支援、バックアップソフトウェア導入代行、およびDR/BCPコンサルティングなどのプロフェッショナルサービスをオプションで提供

価格(例):バックアップスタンダード 20,000円/100GB・月から

(3)超高速データセンター間ネットワーク VDCネットワーク(Wide-Area Virtual Data Center Network)
概要
首都圏、北陸、関西のデータセンターを超高速ネットワークで接続し、シームレスな仮想データセンターを実現
特長
  • 国内で初めて、遠隔地のデータセンター間をBrocade社のレイヤ2スイッチでVPLS接続し、超高速仮想ネットワークを実現
  • 回線・機器の二重化により、高い信頼性を確保
  • アクティブ/スタンバイの冗長化機能を提供。オプションで、アクティブ/アクティブ等の冗長化機能も提供可能
  • 回線の帯域を確保する「スタンダード」とベストエフォート型の「エコノミー」の2種類のメニューを提供
  • 「EINS/SPS」(ビジネスクラウド基盤サービス)や「EINS/BRS」(バックアップサービス)等との連携により、お客さまシステムの災害対策を実現

価格(例):スタンダード(帯域確保型) 44,000円/月から

(4)インターネット接続 IIC(INTEC Internet Connection)
概要
複数の上位ISPおよび商用IXとの接続によるマルチホームを実現したビジネスユース向けインターネット接続サービス
特長
  • 首都圏と北陸の高機能データセンター内にインターネット・アクセスポイントおよび上位プロバイダとの接続環境を持つことで完全多重化を実現し、高可用性・耐障害性に優れたビジネスインターネット接続サービスと提供。VDCネットワークとの連携により、お客さまシステムのインターネット接続に対する災害対策を実現。

価格(例):100Mbpsベストエフォート(IP8) 60,000円/月から

2.3 PaaSサービス

(1)電子証明書発行サービス 「EINS/PKI+」 (EINS Public Key Infrastructure)
概要
ネットワーク上での本人確認/サーバ確認/メッセージ認証/通信経路の暗号化を実現する電子証明書発行サービス。
特長
  • 業界最高水準の規準である「WebTrust for CA」を取得した「EINS/PKI+パブリック認証局」から証明書を発行する『パブリック証明書発行サービス』
  • EINS/PKI+が管理・運営しているシステム内にお客さま専用の認証局を構築し、PCやデバイス端末認証にも利用可能な証明書を提供する『EINS/PKI+ for Smart Device』
  • サーバ冗長構成下で有利なライセンス体系(FQDN単位)
  • 流通BMS対応の電子証明書発行サービス。業界シェア率No.1の『EINS/PKI+ for EDI 』

価格(例):パブリックWebサーバ証明書 50,000円/年から

(2)EINS統合認証サービス(開発中)
概要
ID管理、認証、SSO(シングルサインオン)が連携する統合認証プラットフォームサービス。ID管理ソリューション『結人/束人』、電子証明書発行サービス『EINS/PKI+』との連携強化により、デバイス情報や電子証明書とID情報を統合管理し、システム管理者の運用負荷軽減、管理コスト削減を実現。また、社内システムのIDを利用した「EINS WAVE」内の各サービス、Google等の外部クラウドサービスへのシングルサインオンを実現し、利用者の利便性を向上します。
提供開始時期
2013年初旬
(3)EINSモバイル管理サービス(開発中)
概要
スマートフォン、タブレット端末管理ソリューション。
スマートフォン、タブレットの端末のデータ保護、消去などの端末管理のほか、統合認証サービスと組み合せて利用することで、クラウドサービスへの安全なリモートアクセスを実現します。
提供開始時期
2012年下旬

参考資料② クラウド型バックアップサービス「EINS/BRS」提供開始

1.「EINS/BRS」の主な特長

(1)東京・富山2拠点の堅牢なDC設備をベースにDRにも対応した遠隔バックアップサービス

インテックの広域VDCネットワーク基盤の中でも最高レベルのファシリティ設備を誇る首都圏東京あるいは富山のDC高機能データセンターをバックアップ拠点として選択可能にすることで、システム障害のみならず広域災害時に備えたデータ保護環境を実現できる信頼性の高い遠隔地バックアップサービスを提供します。

(2)さまざまな利用形態に対応したクラウド型バックアップサービス

インテックのアウトソーシングサービスを利用中のシステムだけでなく、お客さま自社環境内にあるシステムからも利用可能で、バックアップ処理に必要なソフトウェアやストレージ環境含めた共通プラットフォームをクラウドサービスとして提供します。

(3)対象システムに最適なバックアップ環境の実現

バックアップの対象/取得頻度/保管期間等の任意設定、およびリストア作業の任意実施など、お客さま主導のバックアップ作業を可能にすることで最適なバックアップ環境の構築を実現します。

(4)多様なニーズに対応した豊富なメニュー

バックアップ運用設計支援や導入/設定代行などを行うプロフェッショナルサービス、DR/BCPの立案を行うコンサルティングサービス等お客さまのニーズに応じた豊富なメニューをご提供します。
今後、お客さまのバックアップ環境の最適化、新規のお客さまの獲得およびサービス提供事業者への基盤提供を行うことにより、2015年度に約3億円の売上を目指します。

2.「EINS/BRS」のサービス内容

2.1 基本サービス

バックアップ/リストアサービス

バックアップ/リストアのための仕組みをクラウドサービスとして提供するサービスです。
バックアップソフトウェアの導入や設定作業は基本的にお客さまに実施していただきます。

  • バックアップソフトウェアの提供
  • バックアップストレージの提供

2.2 オプションサービス

バックアップサービス活用 プロフェッショナルサービス

バックアップサービスをより有効に、より円滑に利用していただくための支援をさせていただくSIサービスです。

  • バックアップ運用設計支援
  • バックアップソフトウェア導入/設定代行
  • 保守/サポート
バックアップ&DR コンサルティングサービス

ディザスタリカバリも含めた災害対策のコンサルティングサービスです。

  • 災害対策/業務継続計画の立案

3.利用例

3.1 インテック アウトソーシングサービスからの利用

  • (1) システム障害に対するデータバックアップ
  • (2) DRを考慮した遠隔地バックアップ

3.2 お客さま自社環境からの利用

  • (1) システム障害に対するデータバックアップ
  • (2) バックアップデータの多重化およびDRを考慮した遠隔地バックアップ

本件に関するお問い合わせ

報道関係からのお問い合わせ先

株式会社インテック 広報室
TEL:076-444-8008 FAX:076-444-1161
E-mail:press@intec.co.jp

サービスについてのお問い合わせ先

株式会社インテック ネットワーク&アウトソーシング事業本部
TEL:03-5665-5184 FAX:03-5665-9954
E-mail:net_info@intec.co.jp

お問い合わせ

インテックへのお問い合わせは、こちらからお願いいたします。

Webから問い合わせる
ページトップへ戻る