いつ起こるかわからない災害への備えとしてのBCPを実現するため
EDIアウトソーシングサービスを導入してEDIの保全を獲得
アウトソーシングによって24時間365日対応の負荷を軽減

センコー情報システム株式会社様

  • EDI

大阪府に本社を構えるセンコー情報システムは、国内外の物流事業を中心に100年以上の歴史を持つセンコーのグループ会社として、グループ全体の物流システムの開発や運用を担当している企業です。その要となるEDIには長い間取り組んでおり、さまざまな環境でEDIを構築してきましたが、データセンターの移転に伴い、インテックのEDIアウトソーシングサービスを導入しました。
今回は、接続数約250IDのEDIの移行を完了させた同社のインフラ担当部 部長 小林利幸氏と同部 EDI担当 チーフの音光寺顕秀氏に、移行の経緯や効果などについてお話を伺いました。

課題

データ通信が止まらないBCPの構築と24時間365日対応できる環境構築

センコー情報システム株式会社
インフラ担当部 部長
小林 利幸 氏

── これまで使われてきたオンプレミスでのEDIは、どのくらいの規模だったのでしょうか。

小林: 弊社はセンコーグループのネットワークやサーバ関係の開発・維持をしていて、その中にEDIも含まれています。営業所の数はグループ全体で500拠点ほどあり、取り引きしているお客さまとのEDIは250IDほどあります。

── オンプレミス運用での課題はどのようなことでしょうか。

音光寺: 1つはBCPです。単一データセンターの場合、たとえば大阪が災害で被災したときに一部しか救済できません。

小林: 阪神・淡路大震災のときも何日間か停止しましたが、あれから何回か震災もあり、弊社のような物流会社としては1日でもシステムが止まると影響が大きいので、長い間止まらないシステムが求められています。

音光寺: 同様の課題として24時間365日稼働できることが挙げられます。24時間365日通信しているお客さまも多いため、夜間などに障害が起きた際にデータを再送するといった対応が必要になってきます。

── それらの課題を解決するためにEDIアウトソーシングの導入を検討したということですね。

音光寺: 以前は八尾(大阪府)にデータセンターを構えていたのですが、移転することになり、そのときにオンプレミスのままにするか、クラウドにするか議論をしました。その結果、これからの時代はクラウドに移行すべきという結論となり、EDIの部分は専門家であるインテックにお願いすることになりました。

導入システム

EDIアウトソーシングサービスを導入。夜間対応の負担が軽減しEDI教育にも協力

センコー情報システム株式会社
インフラ担当部 EDI担当チーフ
音光寺 顕秀 氏

── インテックのEDIアウトソーシングサービスに決定した決め手はどのような点でしょうか。

音光寺: インテックの他に2社から提案をいただいて比較検討しましたが、弊社の規模に対するレスポンスがあまりよくありませんでした。また、環境を貸し出して弊社のほうで作るというサービスの提案があり、自前でやるよりも専門企業にお任せしたほうが、結果的に費用対効果が高いという話になり、EDIアウトソーシングサービスに決めました。

── BCPが課題とのことでしたが、EDIアウトソーシングサービスを導入して解決しましたか。

音光寺: インテックにお願いすることでEDIについては、たとえ首都圏が災害によって被災したとしても、北陸で通信ができるという体制を整えることができました。

小林: ただ、インテックの環境は冗長化されているので問題ないのですが、AWSの弊社環境はそこまでの体制ではないため、これからの検討事項になっています。

── オンプレミスのEDIと変わった点はありますか。

音光寺: EDIについてはすべてインテックに監視していただいている点です。これまでは夜間対応要員がいたのですが、その負担を少なくすることで運用費用の削減というメリットがあります。

小林: これまでは1次窓口が弊社だったので、夜中であっても誰かが対応しなければなりませんでしたが、その窓口をインテックに引き受けていただけたため、負荷が減りました。当番制でやっていても、休日や夜間に対応する体制は精神的にも負荷がかかるので、ゼロにはできていませんがかなり負担は減ったと思います。

音光寺: ほかにも、オンプレミスで対応できる通信手段が1つしかなく、それを増やそうとすると追加で費用がかかってしまうのと、自分たちで作業しなければならず、その工数も膨らみます。それがインテックにお願いすることでインターネットに対応する手順が一通り揃いました。

── 導入にはどのくらいかかったのでしょうか。

音光寺: 2018年に導入が決定して、2019年から2021年度末までに移行しました。EDIは弊社だけでなく、お客さまの準備も必要なため、その調整に時間がかかりました。

── 導入時のインテックの対応はいかがでしたか。

音光寺: コミュニケーションなどは良好で、導入もほぼスムーズでした。また、EDIについて詳しくないお客さまに対しても、通常は弊社で説明へ伺うところをお願いしたら快く引き受けていただきました。実は弊社もEDIに詳しい人材が数名しかおらず、インテックに社内教育もお願いしたところ、資料は提供できますと教育用の資料をいただけ助かっています。

効果と展望

Web APIの導入で真のリアルタイムを実現顧客が求む情報を取得できるシステム作り

── オンプレミスからの移行が完了して、今後検討していることはありますか。

音光寺: ぜひやりたいと思っているのがWeb APIです。いままでのEDIはバッチ対応でしたが、そこにWeb APIを導入して、お客さまが欲しい情報を必要とするときに提供できるようになれば、求められているリアルタイム性の実現や、簡単にEDI導入できるようになると考えています。また、現在はCSVか固定長のデータしか取り込めないのですが、OCRなどを使って手書きのPDF程度なら取り込めるような追加機能を検討しています。

── 御社が抱えていた課題と同様の課題を抱えている企業にアドバイスをいただけますでしょうか。

小林: 24時間365日の運用に対応しようとすると、自社のリソースだけではどうしても限界があります。今回インテックのサービスを導入して、設備だけではなく、監視のサービスなどといったところもアウトソーシングできました。当然、基幹システムは自分たちで運用しますが、効率やコストなどを見て判断すると、アウトソーシングできるところは利用するのが有効だと思います。

── 物流2024年問題もあり人的リソースの確保は重要です。

小林: EDIに関して物流2024年問題はそれほど影響ないのですが、現場はたいへんだと思います。人手不足については以前からこの業界が抱えている問題です。最近はワークライフバランスを気にする人も多いので、働きやすい環境を整えていかないといけません。そういう意味でも、社内の業務と切り分けるアウトソーシングを活用していくことは有効ですし、必要だと思います。

Client Profile センコー情報システム株式会社様

1977年設立。物流、商事、ライフサポート、農業、ビジネスサポートといった「未来潮流を創るセンコーグループ」の各事業を支えるIT企業。長年培ってきたグループ各社の情報化ノウハウに加え、AIやビッグデータなどのデジタル・テクノロジーを活用した提案型のソリューションカンパニーを目指している。

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公開日 2023年12月01日

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