AWSを活用したデータ連携プラットフォームを構築し、新たなサービスを創出

株式会社MCデータプラス様

  • クラウドサービス

課題

株式会社MCデータプラス(以下MCデータプラス)は、労務・安全衛生に関する管理書類をWeb上で作成・提出・確認できる建設業向けサービス「グリーンサイト」を、2005年から提供しています。他にも、建設現場で実施される作業間連絡調整会議の業務効率化を目的とした「ワークサイト」など複数のサービスを提供しています。

複数のサービスが立ち上がる中、課題になったのがサービス間のデータ連携です。同じようなデータをそれぞれのサービスで入力させていると、エンドユーザーの利便性が下がってしまいます。しかしながら、データを連携する共通的な仕組みがなく、データが必要になるたびにサービス間で調整が発生し、開発に時間がかかっていました。

解決方法

インテックはこの課題を解決するため、各サービスからデータを収集・管理し、Web API として各サービスに提供するデータ連携プラットフォームの構築をご提案しました。

1つのサービスで入力したデータを、別のサービスですぐに使えるようにするにはリアルタイムに近いデータ連携が必要となります。そこでデータ連携には継続的なレプリケーションが可能なAWS Database Migration Service(AWS DMS)を採用しました。

また、複数のサービスがデータ連携プラットフォームにアクセスするため、高い信頼と性能が求められます。そこで連携したデータの保存には優れた性能と耐久性を持つAmazon Aurora、データを提供するAPIアプリケーションの実行環境には、コンテナのマネージドサービスであるAmazon Elastic Container Service(Amazon ECS)を使い負荷に応じてコンテナが増減する構成を採用しました。

さらに、複数のサービスに対する認証認可のために Amazon API Gatewayを採用してセキュアな構成を実現しました。

システム構成図

成果

本仕組みを構築することで、データの利用までの時間を大幅に短縮することができました。
社内で保有するデータの活用が進み、新しいクラウドサービスが複数立ち上がりました。連携するデータ種類も徐々に拡大しています。MCデータプラスは今後もデータを活用し、新しい価値を社会に提供していきます。

Client Profile 株式会社MCデータプラス様

社名株式会社MCデータプラス
設立2015年4月21日
事業内容建設業向けクラウド型システムサービス事業、ビッグデータ活用事業等
Webサイトhttps://www.mcdata.co.jp/

公開日 2021年08月26日

導入した商品・サービス

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