属人的な業務からの脱却と業務フローの見える化を実現!
硬直化したシステムの刷新によって業務最適化された財務会計基盤を構築!

株式会社雪国まいたけ様

  • 財務会計

1982年の創業からまいたけ、えりんぎ、ぶなしめじを事業の柱に、厳しい品質管理のもと「きのこ総合企業」として様々な食品を提供する雪国まいたけ。総合食品企業を目指す雪国まいたけが選択したのはエス・エス・ジェイのSuperStreamとインテックの財務会計ワンストップ・トータルサービス。2007年春から基幹システム再構築を開始、SuperStream+インテックが開発したデータ入力・照会システム「IS」による新たな財務会計基盤システムにより「業務フローの見える化」を実現しました。

導入の背景

硬直化した財務会計システムの刷新による経理業務の効率化

企画財務部 主任 山田友子氏
企画財務部 貝瀬圭也氏

「世界中の食卓に雪国まいたけを」を目標に、まいたけやえりんぎ、ぶなしめじに代表されるきのこ類を総合的に生産、販売している株式会社雪国まいたけ。新潟県南魚沼市に本社を構える同社は、日本全国に販売網を拡大しながら、アメリカや中国にある現地法人と提携するなど積極的に海外展開を行っている。また、食の安全に対するニーズに応える取り組みにも力を注ぐとともに、商品競争力の強化など差別化戦略を推進している状況だ。そんな同社が新たに取り組んだのが、経理業務の効率化を念頭においた決算処理の早期化や連結決算対応、毎年改定される会計制度への柔軟な対応など、硬直化してしまった財務会計システムの刷新だった。

既存のシステムの業務フローは二重作業が多く発生することで経理部に多大な負担がかかっていた。「例えば、支払業務なら請求書の受付から支払作業、仕訳作業まで異なるシステムで作業せざるを得なかったため、何度も同じ情報を入力しなければならない場面もありました。また多くの人が介在することで、入力ミスも発生しやすい状況が続いていました。」(経理部 部長 若井 文雄氏)また、既存のシステムでは操作履歴が残らないため、統制環境が未整備だったことも課題として顕在化していた。また熟練した人にしかできない作業も多く、属人性が高いということも経理部としては問題視していた。
課題があったのは経理面だけではなく、使い勝手の悪さを解消する手立てが財務会計パッケージ側になく、メンテナンス性や拡張性などシステム面でも課題があった。「支払管理の仕組みでは、一部に古いバージョンのMicrosoft Accessが使われていたため、互換性の問題でバージョンアップすることができませんでした。他にも、毎年改定される会計基準に対応するにも限界がありました。」(企画財務部 主任 山田 友子氏 写真)そこで、2007年春から新たな財務会計基盤の構築に乗り出すことになり、数多くのパッケージ製品を検討した。結果、最終選定候補に残ったのは5社の製品だが、そこからさらに2社の製品に絞り込むことになった。選定するにあたり重要視したのは定期的なバージョンアップを行っているか、会計パッケージの導入だけではなく自社にあわせたカスタマイズを実現できる導入ベンダーかどうか、の二つのポイントだった。

選定のポイント

アドオン開発による業務最適化の実現とランニングコストの差が決め手

最終選定候補に残った製品に関して30項目ものポイントをシステム単位に分類し経理部とシステム部で評価した。選定シートを作成し全項目にわたって評価し、製品としては定期的なバージョンアップが行われていること、初年度保守料金が無料であることの2点がSuperStream導入を決定づけた。「バージョンアップによる改善を行っていない製品は選定から除外しました。また初年度は導入したばかりで現場も慣れていないため、初年度保守料金が発生しないというのは非常にありがたかったです。」(企画財務部 貝瀬圭也氏 写真)製品選定後は実際に導入するベンダーの選定を行ったが、ここでのポイントは雪国まいたけの業務を理解し、それに沿った提案、実装ができるかどうかを重要視した。導入ベンダー選定で最終的には2社に絞り込んだが、インテックに決定したのは雪国まいたけの業務に対し、カスタマイズすることにより完璧にあわせるというのを全面に打ち出した提案内容だった。「独自の帳票、独自の画面、独自の照会方法など、"改善します"ではなく"完璧に実現します"と力強い言葉を頂いたことが導入ベンダーとしてインテックを選択した理由です。」(貝瀬氏)インテックが開発したデータ入力・照会モジュール「IS」により、拠点による伝票照会業務の簡便化も実現、さらに人事・給与システムとのデータ連携も強化した。「導入作業を通じて思ったことは、インテックのシステムエンジニア(SE)の方と話がしやすかったことです。SEはシステム面は詳しいけれど業務的な会話ができないという話をよく耳にしますが、インテックにはシステムに関してもコミュニケーションに関しても両方しっかりと対応できるSEがいる、この点が強みだと思います」(山田氏)

今後の展望

ルーチンワークの更なる自動化と会計データの積極活用に期待

「業務フローが自動化されたことで、業務の効率化につながっています。また、スキルの平準化が図れたことで誰でも質の高い作業ができるようになりました。」(若井氏)さらに、SuperStreamが持っているログ管理の仕組みにより、業務フローの見える化を実現したことで管理面でも大いに役立っているという。作業人員の削減にもつながり、省力化にも貢献している。「決算のタイミングだから処理が遅れる、といったことは回避したいと考えています。今以上にルーチンワークの自動化を進めていくことで、より業務処理の効率化を徹底したいですね。」(若井氏)またデータベースを公開しているSuperStreamは会計データを外部システムと連携させることが可能であり、活用の幅が広がることもメリットである。「SuperStream内の会計データで予算管理をしています。この会計データは経理部以外でも活用できるようにしていきたいと考えています。」(山田氏)

Client Profile 株式会社雪国まいたけ様

当社は1982年の創業以来、「世界中の食卓に雪国まいたけを」を目標に、あらゆる経営努力を注ぎ、安心で安全な新しい食文化を国内外に向けて発信しています。現在はまいたけ、えりんぎ、ぶなしめじの三本の柱が整い、「きのこ総合企業」としての基盤が確立しました。今後は、今まで培った栽培技術や安全・安心への追求のもとに、他社と差別化した高品質のきのこをお届けする「きのこ総合企業」体制を万全とし、さらに、厳しい品質基準とともに、独自の流通体制を活用し、様々な食品を提供する「総合食品企業」を目指しています。皆さんの生活により大きくより深く貢献する企業であり続けるために、当社は皆さんにもっと喜んで頂ける「新しい価値」をもった商品、サービスを提供していきます。当社は、皆さんの信頼と期待にこたえるため、これからも「不可能を可能に」を合言葉に現状に満足せず前進し続けます。

社名

株式会社雪国まいたけ

本社所在地

新潟県南魚沼市余川89番地

創立

1982年2月

資本金

16億512万円

代表取締役社長

大平喜信

売上高

連結 256億32百万円 単体 241億22百万円

従業員数

934名(他臨時従業員343名)

ホームページhttp://www.maitake.co.jp
  • 平成21年3月31日現在
株式会社雪国まいたけ ご担当者様
経理部 部長 若井 文雄氏、企画財務部 主任 山田 友子氏、貝瀬 圭也氏
  • 記載されている情報は制作当時(2009年9月)のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性がありますことをご了承ください。

公開日 2009年09月01日

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