インテック、高岡市教育委員会に
校務を支援するクラウド型のサービスを提供
~小中学校の教職員がインターネット経由で
どこからでもアクセスできるゼロトラスト型の校務環境を実現~

2024年02月22日

報道関係各位

株式会社インテック

 TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下インテック)は、高岡市教育委員会(富山県)にクラウド型で利用できる統合型校務支援システムと校務用ファイルサーバ環境を提供したことを発表します。

概要図

背景

 高岡市では、慶應義塾大学SFC研究所とICTを活用した新たな学び環境創造に関する研究開発の連携協力協定を締結し、教育のICT化に重点的に取り組んでいます。
 これまでの校務ネットワークでは、教職員は学校内の職員室でしか校務データにアクセスできず、活用面での不自由さ、サーバ管理面での負担に課題がありました。そこで高岡市教育委員会は、統合型校務支援システムの新規整備と各学校に配置されているファイルサーバの更改にあたり、クラウド化を前提とした校務用ネットワークの導入を検討しました。慶應義塾大学SFC研究所が文部科学省の教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインに準拠した設計を行い、インテックがゼロトラスト※1セキュリティを実現する環境を提案、2022年10月から構築に着手し、2023年4月から運用を開始しました。

  • 1 ネットワークの内外に関わらずすべてのアクセスを信用できないものとし、多要素認証などを用いてユーザー認証の強化、ネットワークやそれに接続される各種デバイスの統合的なログ監視を行う仕組み

成果

 クラウド型のサービスの導入により、教職員は出張先など学校外からでもいつでもインターネット経由で校務データにアクセスできるようになり、利便性が向上しました。導入前は時間外勤務の増加を危惧する声もありましたが、導入以降は前年同月に比べて全ての月で時間外勤務が減っており、業務の生産性向上につながっています。
 また、市内で運用管理ルールを統一し、教職員が学校を異動しても校長の管理下で継続して個人フォルダにアクセスできる仕組みとしたことで、データ移行の手間や持ち運びのリスクを軽減しました。
 さらにシステム管理面では、クラウドサービス側でデータのバックアップ、世代管理や運用監視が行われるため、教育委員会や各学校での運用の負荷軽減を実現しています。

本導入事例の詳細は、こちらをご覧ください。

サービスの特長

インテックのID認証サービス(認人)による多要素認証でゼロトラストを実現

教職員は端末証明書が導入された学校指定の端末を利用し、インターネットを経由していつでもどこでも安全に校務を実施することができます。

統合型校務支援システムをインテックのIaaS上で稼働し、サービス型で提供

全国的にも広く導入されている統合型校務支援システムパッケージをインテックのIaaS「マネージド型クラウドサービス(EINS/SPS Managed)」上で稼働し、サービス型でご提供することで、バックアップを含めた24時間365日の運用管理が可能です。

学校ごとに配置していたファイルサーバをクラウドストレージに集約して管理方針を整備

学校ごとに配置していたファイルサーバをクラウドストレージサービスに集約。市内の学校全体でアクセス権やデータ管理方針を整備し、セキュリティや、災害対策、バックアップの世代管理等にも優れたファイルサーバ環境を実現します。

文部科学省の教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインに準拠した安全性

文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に準拠したシステムが構築されており、統合型校務支援システム、クラウドストレージを安全に利用することができます。

既存のネットワークや教員用端末を有効活用し、経済性にも配慮

文部科学省のGIGAスクール構想に対応して導入した学校内の高速インターネット環境や、教員の授業用端末を校務でも使用できるようにすることで、新たな設備投資を抑え、教職員の端末2台持ちを解消することができます。

教育現場の働き方改革を実現するインテックのサービスの詳細は、こちらをご覧ください。

今後の展開

 校務のクラウド化の実現は全国的にも先進的なモデルケースと注目されており、高岡市教育委員会では機能の拡張を検討しています。インテックは、今後も教育現場のDXに取り組み、教職員の働き方改革を支援して教育の質の向上に貢献します。

  • 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
  • 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

株式会社インテックについて

 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。

TISインテックグループについて

 TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

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本件に関するお問い合わせ

報道関係からのお問い合わせ先

株式会社インテック テクノロジー&マーケティング本部 広報室 小川、長谷、稲垣

E-mail : press@intec.co.jp

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株式会社インテック 行政システム事業本部 事業推進部

E-mail : edu-info@intec.co.jp

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