インテック、石川県羽咋市のスマートシティデータ連携基盤を構築し、行政の効率化を支援
~積雪監視や防災など、市民生活に密着したデータ集約と可視化を実現~

2023年01月27日

報道関係各位

株式会社インテック

 TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下インテック)は、自治体向けIoTプラットフォーム※1を活用した石川県羽咋市(以下羽咋市)のスマートシティデータ連携基盤(以下データ連携基盤)を構築し、運用支援を開始したことを発表します。
 羽咋市ではデータ連携基盤を活用し、市役所内で分散して管理していた道路情報やライブカメラ画像、IoTによるセンシング情報などを集約、可視化するほか、2022年11月から積雪センサによるリアルタイム遠隔監視を開始するなど、スマートシティ推進を加速します。

  • ※1自治体向けIoTプラットフォーム
    インテックが開発した分野横断でデータの共有・活用が行えるデータ連携基盤(FIWARE採用)。

背景

 羽咋市では、地域生活の向上や持続的な発展を実現するために、AIやIoTなどの高度なICT技術の活用を積極的に行っています。その中で、行政の最適化や効率化を進めるために「スマートシティ化」を新たなまちづくりのテーマとし、データ連携基盤を構築し様々なビッグデータの利活用を行うことを目指しています。
インテックは、2022年8月に羽咋市スマートシティ推進基盤構築業務を受託し、「自治体向けIoTプラットフォーム」を活用したデータ連携基盤の構築・運用支援を開始しました。

羽咋市のデータ連携基盤の概要

1.国や自治体が保有するデータを集約、可視化

 市が設置した河川監視カメラ、観光用ライブカメラのリアルタイム画像や、IoTによるセンシング情報、公共施設や避難所の一覧、国や県が保有する道路情報オープンデータ等を集約し、市民生活に密着した情報をダッシュボード上で可視化することで、災害時の状況把握や職員間の迅速な情報共有が可能になります。
現時点では職員のみが利用していますが、将来的には市民にも情報を公開する予定です。

ダッシュボードイメージ

右側のメニューから表示したいデータを選択することで、様々なデータを1画面で確認することができます。

2.積雪監視

 市内に設置した積雪深センサから、ポイントごとの積雪量を確認することができます。また、積雪状況や道路の消雪装置の稼働状況も併せて確認できるため、優先すべき地域を見極めて、除雪車の配置などを的確に行うことができます。

積雪状況の確認画面イメージ

今後の展開

 羽咋市は、児童の登下校見守り事業で取得した通学路のポイントごとの通行量や、市内道路の危険個所把握データなどを2023年度中にデータ連携基盤に連携し、市民の安心安全な暮らしの向上を図る予定です。また、羽咋市で行っている他事業のデータについても順次データ連携基盤に連携し、住民目線・利用者目線の新しいサービス提供につなげることを検討しており、インテックはデータ連携基盤の活用方法の提案も含め、運用を支援していきます。
 インテックは、国のデジタル田園都市国家構想が目指す「心ゆたかな暮らし(Well-Being)」と「持続可能な環境・社会・経済(Sustainability)」の実現に向け、今後も全国の自治体に「自治体向けIoTプラットフォーム」を展開していきます。

  • 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
  • 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

自治体向けIoTプラットフォームについて

インテックが自治体向けに開発した、防災、観光、行政サービス等、分野横断でのデータの共有・活用が行えるデータ連携基盤。マルチワイヤレス通信を可能とし、都市OSとして標準機能であるFIWAREを搭載しています。

サービスの詳細はこちらをご参照ください。

株式会社インテックについて

 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。

TISインテックグループについて

TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

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本件に関するお問い合わせ

報道関係からのお問い合わせ先

株式会社インテック
テクノロジー&マーケティング本部 広報室 小川、長谷、稲垣

E-mail : press@intec.co.jp

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株式会社 インテック
行政システム事業本部 行政システム営業部 担当:浅野

E-mail : Smart_IoTPF@intec.co.jp

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