インテック、日本カーバイド工業の全社共通基幹システムを「mcframe 7」で構築
~標準化・統合化された基幹システムを国内外のグループ会社へ横展開し業務レベルの向上と事業連携を加速~
2021年11月12日
報道関係者各位
株式会社インテック
TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下インテック)は、日本カーバイド工業株式会社(以下NCI)の全社共通基盤となる基幹システムを構築、2020年4月より稼働し、2021年4月より国内外のグループ会社へ横展開を順次開始したことを発表します。
背景
総合化学メーカーであるNCIは、自社で開発した基幹システムを30年以上に渡り利用しており、事業環境変化への迅速な対応、システムを維持管理する人材の育成に課題を抱えていました。そこで2019年1月、基幹システム刷新プロジェクトを発足し、製造業向けのパッケージ導入の検討と業務の大幅な見直しを行いました。
インテックは販売・生産・原価を一元管理できるSCMパッケージ「mcframe 7※1」と、それに連動した会計システムの導入提案を行い、「mcframe 7」が日本製である点、マルチカンパニー対応のため国内外のグループ会社にも導入できる点、インテックが化学メーカーに多数の導入実績がある点が評価され、採用に至りました。
「mcframe 7」を導入した基幹システムイメージ
成果
1.パッケージ標準の業務改革を実現
「mcframe 7」はわかりやすい画面インターフェースで、誰が見ても直感的に操作できます。そのため、これまでは同じ業務でも部署ごとに異なっていた操作手順について、パッケージ標準機能のまま、プログラム変更を行うことなく、全社標準化することができました。
2.粒度の細かいデータを一元管理でき内部統制にも対応
これまで月次単位で行われていた在庫や実績の計上がリアルタイムになったほか、在庫管理も製品グループ単位から品目ごとにできるようになりました。また、これまで対応できていなかった履歴管理も可能になり、煩雑な内部統制対応も容易に実施できるようになりました。
3.システム部門の負荷軽減
新基幹システムは24時間365日稼働していますが、オンライン化や日中の随時処理が可能になったことで、夜間のバッチ処理や休日対応のための保守要員確保が不要となり、システム部門の負担が軽減されました。
本導入事例の詳細はこちらをご覧ください。
- ※1mcframe 7
ビジネスエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:羽田 雅一)が提供する製造業向けSCM統合パッケージです。
今後の展開
NCIは自社の新基幹システム導入に留まらず、国内グループ会社1社に横展開し、2022年にはもう1社への導入を予定しています。最終的には、グループ会社のうち国内3社、海外8社への展開を行い、業務レベルの向上とグループの事業連携を目指します。
インテックは基幹系システム刷新をはじめ、標準化・統合化された基幹システムのグループ会社への横展開をサポートするとともに、さらなる業務改善のソリューション提案を通じて、引き続きNCIをサポートしていきます。
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インテックについて
お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。