複雑な需給計画業務からの脱却!
短期稼働で、作業工数半減を達成!
株式会社ブルボン様
- 事例のポイント
- 出荷予測業務を標準化
- 投資対効果を意識したスモール&クイックスタート
- 計画業務の作業工数を大幅削減
導入前の課題
- 出荷予測業務が複雑化していたため、標準化と効率化を図りたいと考えていました。
- 生産必要額の算出も、主に手作業で多くの手間と時間がかかっていました。
- 過去に開発したシステムが老朽化しており、今度はより汎用性の高いシステムを構築したいと考えていました。
対策と導入効果
- 出荷予測の計算・検討業務をシステム化し、業務の標準化と自動化を実現できました。
- 製販情報を集約する情報基盤を構築出来た事により、生産計画の作業工数を大幅に削減できました。(導入前と比べ約半分の工数削減を達成)
- パッケージモデルをベースに必要部分だけカスタマイズする導入手法により、短期間で確実に稼働させる事が出来ました。
シンプルで算出根拠が分かり易いシステムの導入へ
── システム導入のきっかけを教えてください。
これまで出荷予測立案の業務は、商品ごとの過去実績、季節指数、直近の需要動向を調べて予測することに多くの作業工数がかかっていました。また、過去実績のある既存の商品であっても、小売業への導入状況により大きく需要が変動するため、システムに全てを予測させるのは難しいのですが、季節性を考慮した過去の統計的な予測値など複数の要素には、一定の根拠があることは把握できており、そのベース数値の算出はシステムで自動化させ効率化を図りたいと考えていました。
加えて、これまで使用していたシステムのメンテナンスが複雑であることと老朽化していることが近年の課題となっており、今回はパッケージソフトをベースに、当社に合うシステムを探す方向で検討を進めることにしました。
── 具体的にはどのような課題があったのでしょうか?
例えば、出荷予測を立てるためには、販売実績に基づく統計予測と営業部門からの販売計画を総合的に考慮して次サイクルの出荷予測を計算していました。まず関連資料集計の作業負荷が高く、予測結果を導く手法も不確定要素が多い中で、算出する人によって予測数値が変わるのが大きな課題でした。
また、弊社には期間限定品や輸出品など様々な商品があります。それらの商品のリニューアル時には、リニューアル前商品の実績データを複数のシステムから収集し、更にそこから計算する必要があるため大変な手間を感じていました。
業務標準化と計画作業工数の削減に成功!
── システム導入で業務改善効果はありましたか?
今回のプロジェクトの対象範囲として出荷予測業務と生産・在庫計画業務がありましたが、まず出荷予測業務では複数の過去データを紐づけて算出する作業が自動化され、出荷予測を作成する負荷が大幅に減少しました。生産・在庫計画の業務もシステムが自動計算してくれるようになったため、サマリー作成の手間が大幅に削減されました。導入前と比べ結果的に約半分の工数削減を達成しています。
── 効果が得られて何よりですね。運用検証から短期間で本稼働出来た事にも注目したいのですが、何か意識された事はあったのでしょうか?
私どもの業務は出荷予測や生産量・在庫量などの計画立案に始まり広範囲に及びますが、今回のプロジェクトでは敢えて業務範囲を限定し、確実に成果を出す事に狙いを定めたのがよかったのだと思っています。
また、あれもこれもと欲張らず、出来るだけパッケージソフトの長所を活かした導入スタイルが、結果的に短期間で本稼働出来たのだと思います。
── ありがとうございました。最後にφ-Pilot Seriesを採用した一番のポイントと、今後の展望などあれば教えて下さい。
φ-Pilot出荷予測の画面と業務のイメージがフィットしていて、初見でも馴染みやすかったことが大きなポイントでした。
今後も安定供給体制の構築を推進するため様々なことを検討し、お客様に安全・安心な商品をお届けできるよう努めてまいります。
Client Profile 株式会社ブルボン様
『おいしさ、思いやり、いつもいっしょに』を合言葉に、「ルマンド」「エリーゼ」「チーズおかき」などを始めとした多数のロングセラー商品の他、デザートやミネラルウォーター、ココア、アイスクリームといった飲料・食品を開発・製造し、「品質保証第一主義」に徹した安全・安心な商品をお届けしています。
「薬食未病」の概念を基に機能性食品や健康食品の研究・開発に取り組んでおり、お客様の生活に寄り添う『健康増進総合支援企業』を目指しています。
会社名 | 株式会社ブルボン |
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本社所在地 | 新潟県柏崎市 |
業種 | 菓子、飲料、食品の開発と製造販売 |
従業員数 | 約5,100名 |
URL | https://www.bourbon.co.jp/ |
- ※本事例の情報は、2021年6月現在のものです。
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公開日 2022年10月20日
導入した商品・サービス
- 需給調整・在庫適正化ソリューション(φ-Pilot Series)
- 販売物流における需給調整・在庫適正化ソリューション
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