従業員1人ひとりのWell-Beingの実現が企業の成長エンジンと捉え、
新しい働き方の実現に向けてリモートワークの推進状況を客観的な観点で可視化!
北川工業株式会社様
- KEY POINTS
- 体系的な課題整理とロードマップ策定
- 専門コンサルタントによる現状診断
北川工業株式会社では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、 各国政府及び地方自治体の指導に基づき、日本をはじめ海外事業所の一部で在宅勤務によるリモートワークや時差出勤などを実施している。このたび、ポストコロナに向けた新しい働き方の実現に向け、「リモートワーク診断サービス」を活用し、現状の課題整理および今後のロードマップ策定を行った。導入の背景と経緯、効果について、管理本部 管理部 第2管理室 大嶋 聡司室長にお話をうかがった(文中敬称略)。
- ※2023年7月、『リモートワーク診断サービス』は『働き方アセスメント』へサービス名を変更いたしました。
コロナ禍でリモートワークが"あたりまえ"に
── 貴社についてご紹介ください。
大嶋:
弊社は、創業期の工業用ゴム製品の販売から始まり、様々なお客様と関わりを持たせていただきながら、「電磁波環境コンポーネント」「精密エンジニアリングコンポーネント」という、現在の中核となる事業へと裾野を広げてまいりました。
自動車、産業機械、IT、家電、新エネルギー、医療などの幅広い分野で、先進的な技術とサービスを提供しています。高い信頼性と技術力で多様な分野にマッチする製品、ソリューションがさまざまなお客様の製品に採用されています。
── コロナ禍でのリモートワークの状況を教えてください。
大嶋: 弊社では、育児や介護を行うための在宅勤務制度は、コロナ以前より整備しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年3月より営業職や内勤職を中心に在宅勤務によるリモートワークを拡大させました。特に、緊急事態宣言下では、工場勤務者など現場の生産ラインを除き、約9割の従業員は在宅勤務を実施しました。
── 従業員の働き方の意識は変わりましたか。
大嶋: コロナ禍で急拡大したリモートワークですが、既に2年の月日が経過しており、在宅勤務時の端末貸与、申請書類のワークフロー化加速、通信環境の改善、従業員アンケートなど、試行錯誤を繰り返しながら働く環境を整えてきました。そのため、現在では業務も滞りなく行えています。従業員の意識においても、リモートワークが働き方の1つの選択肢として"あたりまえ"になっており、出社を中心とした以前の働き方に戻すことは、従業員満足度の低下につながると感じます。
── 「リモートワーク診断サービス」を活用された背景ですが、働き方に関してどのような課題を抱えていましたか。
大嶋: コロナ対策としてのリモートワークから、新しい働き方の選択肢としてのリモートワークに位置づけが変わるなかで、次に取り組む施策を検討しておりました。しかし、他業務との兼務による作業負荷や手探りでの課題整理により、この整理が相当なのか、他社ではどのような事例があるのか、計画性は妥当なのかなど確からしさに悩んでおりました。
課題 1課題の整理が手探り
従業員アンケートを実施し、従業員の満足度や改善要望に基づく課題整理と計画立案を行っていたが、客観的な優先順位付けができていなかった。
課題 2働き方改革の推進体制
働き方改革を企画・推進する専任組織がなく、検討にあたって作業負荷が高くなっていた。
リモートワーク診断サービスにより体系的な課題整理を実現!セカンドオピニオンとしても活用が可能
── この課題をどのように解決しようとしたのですか。
大嶋: 従業員アンケートの結果から従業員の改善要望が大きいものから対応しようと検討しておりました。そんな中、インテック社から「リモートワーク診断サービス」のご紹介をいただきました。本サービスは、体系的に課題を整理し、ロードマップの計画を策定いただけるものであり、まさに課題であった手探りの整理を解消していただけるものでした。私としても、自身で整理した考えがありましたし、セカンドオピニオンの位置づけにもなると考えました。
POINT 1体系的な課題整理とロードマップ策定
大嶋: ITやセキュリティ面だけでなく、組織や業務プロセス、制度面に関しても体系的に課題やそれに対する施策を整理いただくことができました。また、ロードマップの策定によって進め方の可視化に繋がりました。
POINT 2働き方改革の推進体制
大嶋: この種のサービスは世の中に多く存在しており、画一的な診断やWEB上で完結するものもありますが、インテック社のサービスは、専門のコンサルタントが複数回のヒアリングを設定いただき、弊社の立場になって課題整理や方向性について、一緒に検討をしていただきました。
気づいていない課題や施策立案に繋げることができる
── 診断サービスを実施し、どのような効果がありましたか。
大嶋: 「リモートワーク診断サービス」を実施してみて、まず第一の感想は、目から鱗でした。私自身でも課題整理し、対策の優先順位案をまとめていたのですが、インテック社から提言された優先順位案は私と全く逆でした。つまり、私自身で気づいていない視点を助言していただき、働き方という継続的な取り組みに対する施策を立案いただきました。
効果 1客観的な視点からの気づき
働き方改革で重要なことは持続可能な取り組みにし、自律的な活動を促すことである。目の前の課題と対策に追われがちだが、網羅的・俯瞰的に整理することで、気づいていない課題整理や施策立案に繋がった。
効果 2施策提案の根拠性が増す
外部からの客観的な視点に基づくドキュメントは、社内の施策検討や経営層への上申資料に説得力を持たし、今後の施策提案を後押しすることができた。
従業員1人ひとりのWell-beingに向けて
── 今後、貴社の目指す働き方について教えてください。
大嶋: 弊社の目指す新しい働き方は『社員が幸せな人生を送るための働き方』と考えております。リモートワークは、働き方の1つの選択肢であり、働き方を選べる制度や環境を会社が提供することにより、従業員1人ひとりの人生を豊かにしてほしいと思っております。従業員のモチベーションや成長の実感、充実度が上がることが、会社の成長の原動力になると思っております。今後、従業員1人ひとりに届くメッセージとなるよう、継続的な取り組みとしていきたいと考えております。インテック社には、今後とも永く弊社のパートナーとしてビジネスを支えてくれることを期待しています。
Client Profile 北川工業株式会社様
会社名 | 北川工業株式会社 |
---|---|
本社 | 愛知県稲沢市目比町東折戸695-1 |
昭和30年に北川ゴム商店として創業。昭和38年に改組して北川ゴム工業株式会社を設立し工業用ゴム・ビニール製品の製造、販売を開始。
昭和46年に北川工業株式会社に変更し、自動車、産業機械、家電、新エネルギー、医療機器などに使用される製品の製造・販売を行う。
- ※本事例の情報は、2022年9月現在のものです。
- ※本文中の社名、製品名、ロゴは各社の商標または登録商標です。
- ※本文中に記載されている事項の一部または全部を複写、改変、転載することは、いかなる理由、形態を問わず禁じます。
- ※本文中に記載されている事項は予告なく変更することがあります。
- ※2023年7月、『リモートワーク診断サービス』は『働き方アセスメント』へサービス名を変更いたしました。
公開日 2022年09月06日
導入した商品・サービス
- ワークスタイル変革支援サービス
- 現状の可視化、ソリューション提供、伴走型サポートによってトータルで柔軟な働き方への変革を支援するサービス
お問い合わせ
Webから問い合わせる