バイオインフォマティクス
バイオインフォマティクスの研究開発についてご紹介します
バイオインフォマティクス
ライフサイエンスの研究においては、実験技術や装置の進歩により、短時間で大量のデータが得られるようになってきました。それに伴い、計算機によってそれらのデータを解析し新たな生物学的知見を得るための情報科学、バイオインフォマティクスの重要性が増しています。
アドバンテージ
インテックは1993年にバイオインフォマティクスへの取り組みを開始しました。情報科学の技術基盤を活かし、以来、経済産業省や文部科学省などからの委託研究の受託、大学や独立行政法人、製薬企業やバイオ関連企業の研究者の方々への支援を通じてバイオインフォマティクスの応用に継続的に貢献してきました。その間、当分野の人材の確保と育成に努めた結果、2004年から2006年までに実施されたバイオインフォマティクス技術者認定制度(BICERT)の検定試験、2007年から実施されているバイオインフォマティクス技術者認定試験に社員が多数合格しています。
研究開発実績
以下に挙げる研究開発実績があります。
経済産業省「機能性RNAプロジェクト」
- 期間
- 2005~2010
- プロジェクト概要
- 発生分化等の重要な生命現象に関与するncRNA(非コードRNA)の発見と機能解明
文部科学省「ゲノムネットワークプロジェクト」
- 期間
- 2004~2009
- プロジェクト概要
- 遺伝子の発現調節機能やタンパク質等の生体分子間の相互作用の網羅的な解析に基づき、生命活動を成立させているネットワークを明らかにするための研究
地域新生コンソーシアム研究開発事業(H16~17年度) 「マイクロアレイチップを用いた細胞スクリーニングシステムの開発」 (とやま医薬バイオクラスター)
- 期間
- 2004~2005
- プロジェクト概要
- 抗原特異的Bリンパ球の検出、抗体医薬の迅速開発のための細胞マイクロアレイチップを用いた細胞スクリーニングシステムの開発
漢方方剤テーラーメード治療法の開発(とやま医薬バイオクラスター)
- 期間
- 2003~2008
- プロジェクト概要
- 漢方医学の証の解明を目指した血漿プロテオーム・パターン解析
プロモトームデータベースを用いた細胞機能解析(理研)
- 期間
- 2003~2006
- プロジェクト概要
- 転写応答配列のゲノムワイドな予測と検証
地域新生コンソーシアム研究開発事業(H15~16年度) 「麹菌ゲノム情報による新発酵プロセス開発技術の確立」 (産総研・町田雅之先生ほか)
- 期間
- 2003~2005
- プロジェクト概要
- 麹菌を使用した高付加価値・新規天然調味料の生産技術開発
NEDO「遺伝子情報による診断・治療支援システム機器の開発」
- 期間
- 2002~2004
- プロジェクト概要
- 電気化学的手法に基づくDNAチップ用解析システムの開発
地域新生コンソーシアム研究開発事業(H14~15年度)「母体血中の胎児由来細胞による出生前診断機器の自動化およびソフトウェアの開発」
- 期間
- 2002~2003
- プロジェクト概要
- 母体血液中の胎児由来細胞を画像処理で自動識別し回収する無侵襲型出生前診断支援装置の開発
麹菌ゲノム解析コンソーシアム
- 期間
- 2001~2006
- プロジェクト概要
- 麹菌の全ゲノムシークエンシングとアノテーション
JST「バイオインフォマティクス推進事業(BIRD)」
- 期間
- 2001~2006
- プロジェクト概要
- インタラクトーム解析からの生物知識発見・獲得のための方法論の研究
NEDO 即効型地域コンソーシアム研究開発事業 (H13年度 補正) 「植物遺伝子導入を利用した代謝工学による有用物質生産技術」
- 期間
- 2001~2003
- プロジェクト概要
- 植物由来の物質代謝系遺伝子による化学合成が困難な医薬品原料等の有用物質の効率的な大量生産技術の研究開発
NEDO 即効型地域コンソーシアム研究開発事業 (H13年度 補正)「植物遺伝子導入を利用した代謝工学による有用物質生産技術」
- 期間
- 2001~2003
- プロジェクト概要
- 植物由来の物質代謝系遺伝子による化学合成が困難な医薬品原料等の有用物質の効率的な大量生産技術の研究開発
ミレニアム・プロジェクト「SNPs解析プロジェクト」
- 期間
- 2000~2002
- プロジェクト概要
- ヒトDNAの一塩基多型(SNPs)の日本人集団における網羅的解析
NEDO 即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業 (H12年度 補正)「分散バイオ実験環境の情報統合化と遺伝子診断システムの開発 」
- 期間
- 2000~2001
- プロジェクト概要
- RLGS法によるDNA2次元電気泳動装置・高感度蛍光色素標識検出装置,電気泳動像自動解析システムの開発
NEDO 即効型地域コンソーシアム研究開発事業 (H12年度)「生合成工学による有用物質生産技術の開発」
- 期間
- 2000~2001
- プロジェクト概要
- 付加価値を持った機能性食品成分、医薬品原料等を、植物二次代謝関連遺伝子を利用して生産する方法論を確立するための調査研究
NEDO「ゲノムインフォマティクス技術開発」
- 期間
- 1998~2003
- プロジェクト概要
- 生命現象ネットワーク解明の基礎となる情報技術の研究開発
関連論文・発表
- 「全エクソームシーケンスの情報解析」
(2014年7月,実験医学2014年7月増刊号) - 「ライフサイエンス辞書のリンクトデータ構築」
(2014年6月,人工知能学会全国大会) - 「ゲノムシーケンス解析へのHadoopの適用」
(2014年2月,トップエスイービッグデータセミナー) - 「論文の引用情報検索システムColil」
(2013年10月,トーゴーの日シンポジウム) - 「生命科学分野の学術文献情報からなるリンクトデータの構築」
(2013年6月,人工知能学会全国大会)