インテック、スマートオートメーションの核となるCSV連携ツールを
クラウド型の認証基盤「ID認証サービス(認人)」に追加
~迅速かつ低コストでID管理環境の構築を実現~
2025年08月20日
報道関係各位
株式会社インテック
TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:疋田 秀三、以下:インテック)は、複数クラウドサービスのID認証を一括で管理できるクラウド型の認証基盤「ID認証サービス(認人)」に、CSV形式のユーザー情報を連携するツールを新たに追加し、2025年9月から提供開始することを発表します。
「ID認証サービス(認人)」は、社内のID情報の取り込みから複数クラウドサービスへの連携までを一元的かつ自動的に処理するスマートオートメーション※1基盤としてID運用の持続性と管理効率の両立を支援します。
今回の機能追加により、人事情報などのCSV形式のデータから「ID認証サービス(認人)」にID連携ができるようになり、認証基盤の導入期間や導入にかかるコストを削減することができます。
※1 スマートオートメーション:従来は人手で行っていた複雑な業務プロセスを自動化すること。
背景
近年、運用コストの削減やアクセスの利便性向上などの理由により、企業におけるクラウドサービスの利用が急速に拡大しています。これに伴い、複数サービスにまたがるIDの管理が煩雑化し、ID管理の一元化が重要な課題となっています。従来、ID管理環境が整っていない企業では、クラウドサービスごとに個別のID・パスワードを従業員が管理しているケースが多く、統一されたID体系が存在しない状況でした。そのため、ID管理の導入にあたっては、元データの整理から設計・構築までを一から行う必要があり、技術的なノウハウの不足や要件定義の難しさが障壁となっていました。結果として、ID管理システムの導入には多くの時間とコストを要する傾向がありました。
こうした課題を受け、インテックは、複数クラウドサービスの認証を一括で管理できるクラウド型の認証基盤「ID認証サービス(認人)」に、CSV形式のデータで連携可能な簡易ID同期ツールを追加しました。これにより、ID管理に必要だった設計・開発面での技術的ハードルを下げ、迅速かつ低コストでのID管理システム導入を実現します。
CSV連携ツールを追加した「ID認証サービス(認人)」の特長
1. ID管理スマートオートメーションを実現
人事システムなどから出力したCSVファイルを所定のサーバに配置するだけで、「ID認証サービス(認人)」へID情報の自動連携が可能になる。これにより、ID管理システムを持たない企業でも、既存の人事データなどを活用することで、導入時の技術的負荷を抑え、スムーズにID管理を開始できる。
また、「ID認証サービス(認人)」は、連携対象のクラウドサービスに対してIDを自動的に作成・同期するプロビジョニング機能を備えており、ID管理に必要な機能を一通り提供可能。
2. CSV連携ツールで運用作業負荷を削減
CSV連携ツールのバッチは、タスクスケジューラなどを用いて自動起動するように設定されているため、任意のタイミングで連携処理の実行が可能。この自動化により、日常運用においても管理者の作業負荷を削減できる。
3. インストール不要で導入が簡単
CSV連携ツールはバッチモジュールとして提供されるため、インストール作業や設定が不要。そのため、導入から運用開始までのリードタイムが短く、すぐに業務改善効果を実感できる。
今後の展開
インテックは今後も、「ID認証サービス(認人)」におけるプロビジョニングの連携先拡充や、より高度なID運用を行うための機能追加など、使いやすくセキュアな認証基盤となるよう、さらなるアップデートをしていきます。
また、クラウド認証における顧客の要望に応えるため、セキュリティ強化およびID運用時のUX向上に努めていきます。
サービス紹介のオンラインセミナー開催
認証基盤導入におけるID管理の整備に課題を抱えているお客さま向けに、「ID認証サービス(認人)」CSV連携ツールについて詳しく紹介する、無料オンラインセミナーを開催します。
セミナーの詳細情報や参加申し込みは、Webサイトをご参照ください。
認証基盤導入を成功に導く、ID管理ソリューションを伝授!
~ID管理の「スマートオートメーション」の第一歩~
1. 開催日時:2025年9月10日(水)15:00~15:30(予定)
2. 場所:オンラインWebセミナー(Zoom)
3. 参加費:無料
「ID認証サービス(認人)」について
複数のクラウドサービスにまたがる煩雑なIDや認証管理を統合できるクラウドの認証サービスです。認証セキュリティを強化する多要素認証機能(ワンタイムパスワード認証や証明書認証など)や、一度の認証で複数のクラウドサービスを利用できるようにするシングルサインオン機能など、認証に関わるセキュリティや利便性を向上させるさまざまな機能を備えています。インテックの20年以上にわたるID管理や認証のノウハウをもとに、ユーザーがいつでも・どこでも・安全にクラウドサービスにアクセスできるよう、ID認証・管理をサポートします。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
株式会社インテックについて
お客さまの経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客さまに新しい価値を提供していきます。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
本件に関するお問い合わせ
報道関係からのお問い合わせ先
株式会社インテック テクノロジー&マーケティング本部 広報部 小川、長谷、稲垣
E-mail : press@intec.co.jp
本サービスに関するお問い合わせ先
株式会社インテック ICTプラットフォームサービス事業本部 ICT営業部 西村、小島
E-mail : net_info@intec.co.jp