freeeとインテックが協業を開始
金融機関とスモールビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と金融機関が行うICTコンサルティングの支援を強化

2020年12月18日

報道関係各位

株式会社インテック

 freee株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔、以下「freee」)と株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下「インテック」)は、金融機関とスモールビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と金融機関が行うICTコンサルティングの支援のため、協業を開始しました。
 freeeが提供する会計アプリ「クラウド会計ソフトfreee」(以下「会計freee」)とインテックが提供するCRM「F3(エフキューブ)」を連携し、同じデジタルプラットフォーム上での利用を可能にすることで、金融機関はスモールビジネスの会計・財務情報をタイムリーに把握でき、より正確な仮説をもって提案・経営サポートが行えます。また、スモールビジネスは複数金融機関との取引の管理が容易となります。財務諸表など紙資料のデジタル化を図ることもでき、金融機関との円滑なコミュニケーションが実現します。
 本協業により、金融機関とスモールビジネスとのコミュニケーションが活性化するとともに、融資・ICTコンサルティング等の新たな金融サービスの展開を推進します。また、金融機関とスモールビジネスのデジタル化のサポートにおいて、国内トップクラスの体制を構築していきます。

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freeeとインテックの協業概要について

 freeeとインテックは共同で、金融機関とスモールビジネスの双方に対して、会計アプリ「会計freee」とCRM「F3(エフキューブ)」をオンラインで連携し、互いの金融情報を統合した高度な活用を可能にします。
 金融機関が行うICTコンサルティングの支援について、freeeはこれまでの実績を活かしてノウハウの共有、コンテンツ・情報提供、金融機関担当者の習熟支援等を実施します。 インテックは、CRM上での金融機関のソリューション・コンサルティング案件の管理、必要情報の可視化と蓄積等の支援を行います。
 また、両社は本協業趣旨に賛同していただける他社とも連携し、取組みを拡大していく予定です。

協業の背景と狙い

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、金融機関・スモールビジネスのデジタル化が急務となっています。一方で、ビジネスコミュニケーションや情報連携の多くはITインフラの制約等によりデジタル化の途上にあります。
 スモールビジネスのデジタル化を支えるパートナーとして金融機関の役割がより重要とされる中、金融機関によるICTコンサルティング事例が増加していますが、必要なデータ整備やノウハウ蓄積はまさにこれからという状況です。
 約23万事業所のスモールビジネスに会計・財務等の分野でデジタルインターフェースを提供し、30以上の金融機関とICTコンサル支援を含めた戦略提携を実現しているfreeeと、国内地域金融機関の半数以上に対してCRMを通じた顧客情報マネジメントの支援を実施しているインテックの協力により上記の課題を解決し、金融機関・スモールビジネスのデジタル化を支援していきます。

オンラインで実現するスモールビジネスのDXについて

 これまで、金融機関は自社が保有するCRM上の情報からスモールビジネスの現状を把握し、経営課題のヒアリングなどのアプローチを行っておりました。
 今回、freeeが提供する会計アプリ「会計freee」とインテックが提供するCRM「F3(エフキューブ)」との連携により、金融機関はスモールビジネスの会計・財務情報をタイムリーに把握できるため、より正確な仮説をもって提案・経営サポートが可能となります。
 また、スモールビジネスの全入出金明細と金融機関内のCRMデータから営業上のレコメンド情報が通知されるなど、リアルタイムでの顧客の課題やニーズが可視化され、データ活用の幅が広がります。
 スモールビジネスにとっては、複数金融機関の取引が1か所で確認できるため、財務諸表などの紙資料を作成する手間が省け、デジタル化による銀行との円滑なコミュニケーションが図れます。

ICTコンサルティング支援について

 金融機関がICTコンサルティングチームを組成し、スモールビジネスの生産性向上に向けた業務課題の抽出を行います。その業務課題を解決するため、freeeはプロダクトを含めたツールの活用提案および導入支援を行い、スモールビジネスへのサービスの提供やサポート業務、ノウハウの共有を実施します。インテックは、CRM上での金融機関のソリューション・コンサルティング案件の管理、必要情報の可視化と蓄積等の支援を行います。

「クラウド会計ソフトfreee」について

 freeeが2013年3月より提供を開始しているスモールビジネス向け統合型クラウド会計ソフトです。
銀行口座やクレジットカード等との連携・請求書発行から入金管理・各種申請など日々行われる業務を統合し、手入力によるミスを防ぎ、事務作業にかかる時間を大幅に削減することで業務効率化を実現します。
 また、API連携により外部の各種サービスとの連携が可能なため統合型クラウドERPとして活用いただけます。

「F3(エフキューブ):Flexible Financial Frontier」について

 インテックが提供する金融機関向け総合情報系ソリューションの総称です。 CRM システム、コールセンターシステム、ローン自動審査システムなどを業務機能の体系化と業務単位のコンポーネント化で、合理的なシステム導入と拡張性を実現した金融機関向け「統合型CRMシステム」です。F3(エフキューブ)は豊富な導入実績と確かな技術および業務ノウハウの蓄積により、情報の一元管理、法人企業の事業性評価、商流の把握など営業推進支援を目的とした業務の効率化と高度化を実現しております。

株式会社インテックについて

 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。

freee株式会社について

 freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、スモールビジネス向けに「クラウド会計ソフトfreee」や「人事労務freee」などの統合型クラウドERPを提供しています。バックオフィス業務の効率化だけでなく、経営の可視化や課題解決の提案を行っています。日本発のSaaS型クラウドサービスとして、パートナーや金融機関と連携することでオープンなプラットフォームを構築し「マジ価値」を提供し続けます。

株式会社インテック 会社概要

会社名

株式会社インテック

代表者

代表取締役社長 北岡隆之

設立

1964年1月11日

本社所在地

富山県富山市牛島新町5-5

freee株式会社 会社概要

会社名

freee株式会社(登記名:フリー株式会社)

代表者

CEO 佐々木大輔

設立

2012年7月9日

本社所在地

東京都品川区西五反田2-8-1 五反田ファーストビル9F

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本件に関するお問い合わせ

報道関係のお問い合わせ

株式会社インテック
テクノロジー&マーケティング本部 広報室 小川、長谷、稲垣

E-mail : press@intec.co.jp

freee株式会社 広報 野澤
TEL:080-2160-2913

E-mail : pr@freee.co.jp

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