インテックは、2025年7月19日~21日に筑波技術大学で開催された「科学へジャンプ・サマーキャンプ2025」に参加しました。
「科学へジャンプ」は、視覚に障がいのある子どもたちに、五感を使った体験を通して科学の面白さに触れてもらい、科学技術分野への興味や進学意欲を育むことを目的に全国版(サマーキャンプ)および各地域版(全国8ブロック)で開催されているイベントです。
当社は2022年から地域版(科学へジャンプ・イン・北陸)、2023年から全国版の活動に、寄付およびITに関するワークショップの提供という形で協力しています。また、視覚障がい社員がイン・北陸の副委員長として当社と地域をつなぐ役割を果たしています。
今回のイベントでは、全国から集まった視覚に障がいを持つ中高生12名のうち、高校生7名を対象に、オリジナルの対話型AIを制作するワークショップを実施しました。このワークショップは「世界に一人だけの対話型AI。君の手で命を吹き込もう!」と題され、先端技術研究所のバーチャルコミュニケーションチームが開発した教材プログラムを用いて、最新の文章生成AI、および音声生成AIサービスを組み合わせ、自分の好きな性格(システムロール)と声色(音声合成)を持った対話型AIを自然言語のみで創作するというものです。
まずは先端技術研究所のチームリーダーから生成AIの最新動向などを学び、その後、3つのチームに分かれ、各チーム1台のPCでAI制作に取りかかりました。
AIの性格や話し方などをデザインしていく過程で、最初は少し戸惑いを見せていた参加者たちも、スタッフが少しヒントを出すとチームでの対話が活発化。「関西弁を話す猫」など、自由な発想で次々とユニークなAIが誕生しました。




ある生徒からは「え?そんなことができるの?わくわくする!」という声が上がり、完成したAIと楽しそうに会話する姿は、私たち開発チームメンバーにとっても大きな喜びでした。
ワークショップ後の感想では、「面白かった」という声に加え、「生成AIを自分の相棒にしたい」といった、まるでAIが人間であるかのような感想が寄せられ、先端技術研究所の「バーチャルコミュニケーション」チームが目指す「AIに命を吹き込む」技術の可能性を再確認することができました。
インテックは今後も、「科学へジャンプ」をはじめとする次世代育成の取り組みや社会貢献活動に積極的に参加し、ITの力で未来を豊かにする挑戦を続けていきます。
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