2025年3月期決算 売上高、営業利益、経常利益は増収増益、売上高ならびに各利益項目については、いずれも過去最高

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公開日:2025.05.16

インテックは、2025年5月8日に本社(富山県富山市)にて2025年3月期の決算発表を行いました。

当期の業績は、売上高は1,247億円(前年同期比2.1%増)、営業利益は143億円(同18.7%増)、経常利益は151億円(同17.1%増)、当期純利益は118億円(同22.1%増)と増収増益となりました。売上高ならびに各利益項目については、いずれも過去最高となりました。
売上高については、生損保関連の開発案件が好調に推移したほか、産業の主要なお客さまより大型の開発案件を獲得したこと、プラットフォームサービスが堅調に推移したことにより伸長しました。加えて、第3四半期以降は、公共関連、医療・ヘルスケア関連を中心に第2四半期までに受注した大型案件を確実に遂行したことで、増収となりました。
営業利益については、上記の増収のほか、品質マネジメントを徹底し、前期発生した不採算案件を解消したことで利益が改善しました。そのほか、近年の人材コストの増加や仮想化ソフトウェアをはじめとする設備コストの増加に対し、生産性の向上と価格の適正化を図り増益となりました。

事業戦略については、積極的に最新テクノロジーを取り入れ、社会課題解決に貢献するとともに、新たな価値創造への挑戦を続けています。
具体的には、量子コンピューター時代を見据え、暗号アルゴリズム対応を強化した「端末認証用クライアント証明書発行サービス」の提供、「エリアデータ利活用サービス」を使用した避難所受付デジタル化の実証実験デジタルパソロジーのAI活用による業務効率化と病理診断の省力化の実現や、金融関連業務の知見を活かしたサービス提供に向けた資本業務提携を行いました。今後もさまざまな業種・業界で社会システム構築に向けたプラットフォームの提供、先を見据えた取り組みを実施していきます。

新規事業としては、「エネルギー・リソース・アグリゲーション事業」領域で協業を開始している電力会社と、電力需給バランスを最適化する「エネルギーリソースアグリゲーションシステム」を開発し、当社の強みであるデジタル技術により、脱炭素化の推進、カーボンニュートラル社会の実現へ貢献していきます。
さらに、米国PROTO社のホログラフィック通信プラットフォームのさまざまな業界・業態への販売・活用支援、次世代遠隔コミュニケーションやAIアバターを使用したデジタルヒューマンを実現するなど、海外の最先端のテクノロジーを取り入れ、革新的な新規事業の創造を目指します。
また、トランポリン日本代表オフィシャルトップスポンサーとして、競技の発展と認知度向上を目的に、クラウド版の演技解析システムを開発し、実証実験を行いました。“いつでもどこでも”利用できる演技改善サポートで、競技者の強化と育成に貢献していきます。この蓄積したノウハウをもとに、AIと画像解析技術を用いて、事業化への応用も検討してまいります。

  • デジタルパソロジー:病理ガラス標本(プレパラート)を専用スキャナで撮影してデジタル化し、モニターに表示して病理診断をする方法。
2024年3月期実績 2025年3月期実績
売上高 122,234(8.0%) 124,765(2.1%)
営業利益 12,087(△11.5%) 14,344(18.7%)
経常利益 12,978(△12.4%) 15,196(17.1%)
当期純利益 9,714(△12.6%) 11,865(22.1%)
  • (単位:百万円、括弧内は対前期比増減率)
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