インテックは、2023年5月9日に2023年3月期の決算発表を行いました。
売上高は1,132億円(前期比6.2%増)、営業利益は136億円(同29.2%増)、経常利益は148億円(同27.8%増)、当期純利益は111億円(同38.4%増)と増収増益となりました。売上高は、銀行向け勘定系・情報系など各種大型案件が好調に推移したこと、製造業向けソリューションおよびネットワーク・アウトソーシング関連ソリューション(クラウドサービス、EDIサービスなど)が順調に拡大したことに加え、自社ソリューションである病理・細胞診検査業務支援システム「EXpath」の新バージョンの提供など、サービス拡充にも積極的に取り組んだことが増収につながりました。営業利益は、増収効果に加えて、インテックの強みである自社ソリューション(ネットワーク・アウトソーシング関連)の拡販と開発案件の収益性改善(生産性向上・品質革新)に全社的に取り組んだ結果、増益となりました。
新規事業面では、インテックの強みである「プラットフォーム構築力」と「AI」を組み合わせた事業領域を開拓しています。医療分野では「地域医療連携・医療機関間連携のサービスモデルの策定・開発」、働き方改革分野では「社会的な責任を果たし成長し続けるために人的資本をどのように捉えるかというD&Iの取り組み」や「お客さまと共に社会課題解決を目指す〈未来共創プロジェクト〉の実践」を進めているほか、食品分野では「食品ロス削減、農産物原料安定供給(物流DX)のためのシェアリングプラットフォーム事業の立ち上げ(APIエコノミーの創出、産業OS)」、生活分野では「行政のDX、健康のDX、農業のDXによる地方創生」や「自然災害支援のための新たなDXの実証実験」など、さまざまな分野において社会貢献への取り組みやお客さまとの共有価値の創造を進めています。
2022年3月期実績 | 2023年3月期実績 | |
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売上高 | 106,593(△3.3%) | 113,208(6.2%) |
営業利益 | 10,579(21.5%) | 13,665(29.2%) |
経常利益 | 11,594(20.1%) | 14,822(27.8%) |
当期純利益 | 8,029(19.0%) | 11,113(38.4%) |
- ※(単位:百万円、括弧内は対前期比増減率)