事例紹介

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~わずか9ヵ月でBPR推進を成し遂げた~
白鳥製薬株式会社が新基幹システムに選んだMCFrame×インテックという最適解

  • 白鳥製薬株式会社様
  • 商品・サービス:「mcframe」ERP×SCMパッケージ,ProActive E2

日本の製造業が、新興国の安価な競合製品に対しても競合優位性を保つため、従来の少品種多量生産から顧客のニーズにきめ細かく応じる多品種少量生産型へシフトするケースが増えています。このような環境変化が進展する中で、安定した収益を確保するためには『製品毎の採算の適時把握』『個別製品の収率改善』を実現し、高収益体質へと転換を図る必要があります。
今回は、少品種多量生産だった事業体制から多品種少量生産へ移行した医薬品メーカーである白鳥製薬株式会社の事例を紐解きながら、同社が直面していた業務課題の解決策としてMCFrameを選んだ理由、そして実際の提案から設計、実装、運用保守に至るまでトータルでサポートしているインテックが果たした役割などについて、同社が歩んだ成功へのプロセスとともに詳しく見ていきます。

課題:多品種少量生産への転換と多重入力の排除が喫緊の課題に

今の製造業においてのスタンダードではないと看破、業務フローの把握から課題の洗い出しを実施

  • 白鳥製薬株式会社 専務取締役 白鳥悟嗣氏

日本で初めてお茶の葉からカフェインを抽出することに成功した白鳥與惣左衛門氏が1916年に創業した白鳥製薬株式会社。カフェインの製造販売においては現在でもトップシェアを誇り、風邪薬や栄養ドリンクなど様々な製品に同社のカフェインが利用されています。また、医薬品原薬や医薬品中間体を手掛けるなど、現在100を超える品目を取り扱っています。 そんな同社が長年使い続けてきたAS/400上の基幹システムを刷新するプロジェクトをスタートさせたのが2011年9月です。三菱商事でERP導入を経験した専務取締役の白鳥悟嗣氏が2010年に入社したことが大きなきっかけでした。「品目数が少ない時代は現行の仕組みでもある程度の収益管理が行えたが、多品種少量生産の事業体制ではスタンダードではないと感じたのです。そこで、3ヵ月かけて現行業務把握と課題の洗い出しを行いました」。この業務分析過程で明らかにされた改善点をベースに本来あるべき姿の検討を開始しました。その結果、多品種少量生産への大転換を図るために欠かせない標準原価計算の導入を決定するとともに多重入力が発生していた業務フローを改善するBPR推進を目指したプロジェクトが新たにスタートしました。

選定のポイント:製造業での実績が豊富なMCFrame そして、導入実績No.1のインテック

製造業ノウハウが詰まったERPパッケージをノンカスタマイズで導入、わずか9ヵ月で本稼働へ

今回のプロジェクトでは、AS/400で内製していた生産、販売、原価管理等の基幹システムと、会計、人事、給与等の本社系システムを新たな仕組みに刷新し、業務フローのBPRを実施することが大きな目的の1つでした。新システムは製造業のノウハウが詰まった標準機能で使えるパッケージシステムを前提としました。開発・保守費用の削減や短期導入を図るためには、内製では限界があると考えたからです。導入ベンダーには、300社以上の製造業への導入実績を誇る基幹パッケージシステム「MCFrame」と「ProActive E2」を提案したインテックを選定しました。
「MCFrameは製造業の実績だけでなく、将来検討したいMES(※)やLIMS(※)などへの連携実績も豊富です。また、一緒にプロジェクトを推進できる仲間としてふさわしいと感じたのが製薬企業への導入経験が豊富で、かつMCFrame導入実績No.1のインテックでした」。
要件定義の結果、MCFrameのノンカスタマイズ導入を決定します。ノンカスタマイズの標準導入であったため、キックオフからわずか9ヵ月で新システムの本稼働を実現しました。

※MES:Manufacturing Execution System(製造実行システム)
※LIMS:Laboratory information management system(品質管理システム)

成功の要因:目標の明確化や意識改革、トップの覚悟、次の100年を作る一体感

インテックが持つ目的達成のための調整力と、具体的かつ的確なアドバイスも鍵に

現在は、MCFrameの生産、販売、原価管理とProActive E2の会計や人事給与、固定資産管理の各システムともデータ連携を図っています。これにより、製造部門での入力データを製品原価、労務管理等に活用できる環境が整備されています。
白鳥氏は今回のプロジェクトが成功裏に終わった要因として「システム化の目標の明確な絞り込みと、標準機能の採用」、「変化に対応できる社員の意識改革」、「トップの覚悟とリーダシップ」、「次の100年を作る一体感の醸成」を挙げています。また、互いのキャラクタを理解するための飲みニケーションも積極的に行い、議論を交わすための下地作りもしっかり行った白鳥氏。「要件定義では議論が白熱する場面もありましたが、遠慮せずに"愛を持って"話し合えたことが今日の成功に繋がった」と分析しています。 なお、パッケージの標準機能を採用するにあたり、MCFrameの導入ノウハウを持つインテックからのアドバイスも成功要因の1つだと白鳥氏は評価します。「標準的な導入方法の指導だけでなく、特殊な業務フローをMCFrameで実現する方法にも言及いただきました。委託加工品のシステム実装方法や輸入転売品にかかる通関料の原価算入方法など、MCFrameを上手に使うためのアドバイスは参考になりました」。

総括:多重有力の排除でBPRを達成!月次決算業務が2倍速に

標準原価計算への取り組みを加速させながら、データ活用やMRP検討など、さらなる「見える化」を推進

MCFrameによる基幹システム刷新プロジェクトがもたらした効果が数多くあります。白鳥氏は「データ連携の実現で経営情報の把握が自分の手元でリアルタイムに行なえること、そして必要なデータが抽出可能となっていること」を高く評価しています。加えて、「多重入力が解消できたことにより、各現場単位の入力で発生していた業務の属人化が防げ、業務フローが大幅に改善されている」とも。BPR推進が行われたことで、月次決算が20日から10営業日程度にまで短縮されるなど、実際の運用効果も表れています。
また、以前は実績数のみを登録する結果入力的な役割だったシステムが、現在では計画・指示を前提に運用するように改善されました。「製造現場などでは予定数と実績数の差異を認識することでコスト意識も向上しています。社員のコスト意識改革に繋がったのは大きな成果です」と白鳥氏。
今後は標準原価計算を導入して主力製品であるカフェインで原価シミュレーションを実施した後、他の品目にも広げていく計画です。今後はデータ活用へ軸足を移していきながら、MRP(※)の展開も視野に入れています。「データ活用面でもアドバイスいただきながら、標準原価計算の実現に向けたサポートを引き続きお願いしたい」と、白鳥氏はインテックのさらなる協力に期待を寄せています。

※MRP:Material Requirements Planning(資材所要量計画)

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